「ティーンズ・イン・ザ・ボックス」作者 矢向 亜紀 様

次の作品は、矢向 亜紀様の「ティーンズ・イン・ザ・ボックス」です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054896730865


夢中で読み続けて、とうとう読み終わってしまった。

とてもロマンチックで美しい恋物語でした~~~。

最高です。


前作も心臓をぎゅっと掴まれた気がしたんですが、今回も持って行かれました。


まずはネタバレがない感想いきます。

言葉使いが上手い。

装飾加減が、コテコテではなく、程よくて、読みやすい。

しかも、一気に世界観を説明するのではなく、徐々に出していくところが負担がかからなかったです。(あ、前回の作品もそうで、書くスタイルがきっとそうなのでしょうね。とても好みです)

構成も本当に素晴らしいです。

出会い、惹かれていく過程、散りばめられた謎、違和感がすべて繋がっていて。

とてもいい作品でした。


以下ネタバレ感想です。













現代未来社会のようで、異なった世界が舞台になっている。

そこで暮らす人々。

雰囲気としては未来のニューヨークという感じでしょうか。


ダンスパーティ―で野菊は機械頭の青年ユウヒと出会う。

ユウヒに惹かれていく野菊。

恋がなせる業なのかと思ってましたが、ユウヒの行動には裏があって。この辺がわかってきて、ぞわっとしました。

そして彼の苦しみも、

彼の親友だったクリストファーのあの性格にも理由があって。

すべてが繋がっていて、本当に凄いなあと思いました。


最後の場面なんて、最初の出会いと台詞がほぼ一緒で、ロマンチックですね。

ユウヒが少し気障っぽいのですが、そこがまた作品に魅力を与えている気がしました。


前回同様、いい作品を読ませていただきありがとうございました。


次の感想は、 赤伊 正広 様の「il vampire illimitato ―原初の吸血鬼―」です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054896510140



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