デート4

飲み物を持ってきた俺は片方のオレンジジュースをスマホをいじっている瑠璃の目の前に置いた。俺は自分の向かいの席に座った。


少したつとオレンジジュースが置かれていることに気がついたのかスマホをいじるのをやめて

俺に優しい笑みをしてありがとうと言ってきた。

今までありがとうといわれたなかで一番嬉しく頭をがしがしかきながらあーと返す。

これから瑠璃と付き合っていればいろんな子とを更新していくのだろう。未来に俺は胸を踊らせた。


少したって瑠璃が思い出したようにパンとてを叩き


「何で数学の時間寝ているの?」


疑問に満ちた表情で聞いてきた。


俺あの数学の授業の時後家の時間を思い出し苦々しい表情になって


「暗号のような、魔術のようなことをしゃべっているからだよ」


まじて数学とか呪文のようにしか聞こえない。

相違や魔術って数学だと聞いたことがあるな。

つまりあれは魔術ってことだから聞かなくていいな。モンスターや異世界転生する訳じゃないからて使わないしな。

これからの授業も寝ることを決意した。


瑠璃は困ったように苦笑しながら


「暗号にしか聞こえない気持ちはわからないけれど、授業は聞かないとダメだよ」


子供に優しく諭すように言った。


「瑠璃にいわれてもな暗号にしか聞こえないし」


俺は机に顔を伏せながらうなだれて答えると


瑠璃は仕方ないなぁーと言いながら優しい笑顔を見せて


「ちゃんと一から教えてあげるからちゃんとこれからは授業うけるんだよ。受けないと教えないからね。テストも近いんだから」


真面目な顔で小指をだしてきた。これは指切り

弦間んをしろってことか。

俺は小指を瑠璃の小指と結んで


「指切りげんまん嘘ついたら数IIを一週間ぶっ通しでやる指きった」

瑠璃はいい笑顔でこれで破れないねと言ってきた。 

いや数学一週間ぶっとうしって地獄過ぎるだろ。それなら真面目に受けないとな。


しかも瑠璃に教われるとか暮らすのやつが聞いたら泣いて喜ぶレベルのやつだ。

瑠璃は学年トップ10に入るほどに成績がいい、その上学年トップぐらいに可愛いから優越感にも浸れる最高かよ。

しかも教えてもらうってことはとなり同士だから膝と膝が時々触れるのかなぁーとにやにやしながら教えてももらえるシチュエーションを妄想した。

だけどにやにやを見られるのは不味いから口を押さえながらにやにやした。


「大丈夫?」


したから上目使いで心配そうに聞いてきた。あざといがまぁそれがいいんだが。

学年で一番じゃなくて日本一可愛いじゃないか世界のミスコンにでれるレベル。

俺は心配ないよと思ってもらうためににやにやを我慢して平気な表情を作った。

「大丈夫だ。胃液が込み上げてきただけだから」


「胃液ってことは気持ちが悪いの無理をしないほうが」


大丈夫って言ってるのに心配してけれるってマジで優しい。もう本当にミスコンでれるんじゃないか。あれってたしか心のきれいさも競っていたはずだし優勝できるな。


「大丈夫だよ。もう直ったから」


俺はいたって平気だというような顔をして言った。


「それならいいんだけど」


まだ心配をしてそうな様子だ。

まじて俺の彼女優しいと叫びたい。

でも瑠璃を心配させたしここはおごるか。


「数学の授業はちゃんと聞くよ。その代わりちゃんと教えてくれよ」

俺は今できる最高の笑顔で言った。


すると瑠璃はポカーン顔を赤くしながらボートしていた。大丈夫だろか?


するとすぐにもとの表情に戻り不適な笑顔を見せて、


「覚悟しててね、わかるまでやらせるから」


びびった俺は声が上ずりながらお手柔らかにお願いしますと消え入るような声で言った。

俺初心すぎない。


それから軽く学校のあの人は誰が杉だとか他人の恋ばなに話を咲かせていた。


しばらくすると店員がきてなれた手付きで料理をそれぞれの席の前に置いた。


おき終わると店員が以上でお揃いでしょうかと聞いてきた。

俺は料理を確認してから、

「「大丈夫です」」

瑠璃と言うタイミングが同じで俺は恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちがカフェラテのように混ざっていた。


瑠璃は恥ずかしそうに右手を頭の上に乗せて小さく恥ずかしいよと呟いていた。


店員は笑いをこらえながら厨房にも戻っていった。


店員が去るのを見届けると瑠璃が耳をまだ赤くしながら


「恥ずかしかったよねーまさか被るなんて」


「そうだな、でも気が合うってことなんじゃないか」 


すると瑠璃は影のある笑顔をしながらそうだねと小さく呟いた。



にしてもこの席カップル多いなもしかしてカップル専用の席なのか、それなら人目を憚らず一やいちゃできるなと思い心のなかでにやにやにした。

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