蛍は夏の風物詩。幻想的な光の群舞は目と心を奪う光景だが……。

 私はこの作品を拝読して、背筋を凍らせることになりました。怖い思いをした。その方が正確かもしれません。
 作者様の物語を拝読してから床に寝そべっていた私は、何時の間にか眠っていた。
 そして夢の中で見事に、戦慄の蛍が群舞する場面を見ることになりました……。
 それは怖かったです。思い出すだけでも、ゾッとする。そして、夢の中で良かったと、ホッと安心している自分に気が付きました。

 読めば、私のように戦慄の蛍の想像を脳裏に焼き付けることになり、何時までも頭の中でホラー物語を作り出すことになるでしょう。

 五分だけお時間を下さい。そして一見下さい。物語に惹き込まれた読者様は、きっと、その意味が分かると思います……。