第16.5話

(16話から少し時間経過)


Al「ひっく」


Mg「急にひゃっくり出るようになったね。大丈夫?」


Al「もう92回出た」


Mg「100回近いじゃん。まだ止まりそうにない?」


Al「どうだろうね。ひっく」


Mg「よく聞くような止め方は試した?」


Al「いくつかやった。びっくりは自分でさせようがないけど」


Mg「ひゃっくりはずっとしているのにね」


Al「やかましい。ひっく」


Mg「天王山って凄い大きそうだけど高さ270mしかないんだって」


Al「・・・・ひっく」


Mg「www」


Al「遊ばないでよ」


Mg「それは置いといてさ」


Al「置いとかないでよ」


Mg「あれだよねひゃっくりって横隔膜のけいれんで起きるみたいだね」


Al「あーハラミがね」


Mg「人間の横隔膜をハラミとは言わないと思うんだけど」


Al「ハラミって言った方がひっく美味しそうじゃん」


Mg「美味しそうにする必要ある?」


Al「邪魔だから取って食べてやりたいなと思って。ひっくりする時しか出番無いなら要らないもん」


Mg「本当に良いの?王様とか書けなくなるんだよ?」


Al「えっ?」


Mg「だって王書くまくを取るんだよ。王が入る漢字書けないよ?」


Al「そんななぞなぞみたいなことになる訳ないじゃん

 その理屈だと匂うとかも書けないってことになるけど」


Mg「そうだよ。大文字のSも書けないよ」


Al「何でよね」


Mg「だって硫黄も書けないんだから」


Al「えぇ・・・・。ひっく、滅茶苦茶過ぎるよ」


Mg「人間の横隔膜を食べるのも無茶苦茶な話だよ」


Al「膵臓は食べたがっている人居るのに」


Mg「それはフィクションでしょ」


Al「これだって」


Mg「やめなさい」


Al「あっ先生来た」



Tm「明日から冬休みです。課題はちゃんとやってほしいですが、無理はせず体調に気を付けて、ゆっくりと羽を伸ばしてくださいね」


クラス全員「はーい」


Al「ひっく」


Tm「と言いたい所ですが」


Al「?」


Tm「本来もっと課題を用意するつもりだったんです」

※プリントの束を取り出す


Al「ひっ!?く」


Tm「その追加分が用意できたので、申し訳ありませんがこれもやってきてください」


Al「」


Tm「特にアルバスさんは今学期課題出し忘れが多かったので、ちゃんとやってくださいね?」


Al「」


Mg「ひゃっくり止まった・・・・」

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