第4話

Al「外国の人ってさ」


Mg「うん」


Al「ナハナハ!ってよくやるよね」


Mg「う、うん?」


Al「ナハナハって知らない?顔の横でさ、こう、こうやるやつ」


Mg「それは知ってるよ。せんだみつおさんのギャグでしょ?」


Al「私が言うのもアレだけどなんで知ってるのミグちゃん」


Mg「それを外国の人がやってるっていうのはあまり・・・・。どっちかっていうとムンクさんの方じゃないの?」


Al「ムンクさんはほっぺの辺りじゃん。違くて私が言ってるのはこう耳とこめかみの辺りにやるの」


Mg「はぁ。何処で?」


Al「何かこうその、問題を提議する時とか。スピーチ的な場所でさ」


Mg「えっ、何それ・・・・。例えば?」


Al「最近やってるじゃん。日本のスマホ代は高過ぎるって」


Mg「いやあの人日本人じゃん」


Al「違くて、あの人はそうだけど、あれを外国の人がよくやってるってことなの」


Mg「あぁ・・・・。成る程ね」


Al「あれに何の意味があるのかなぁってのを言いたかったの」


Mg「それはあれじゃない?例えばさっきの例だと米倉さんは料金が高いのが不満な訳でしょ?」


Al「そうだね」


Mg「だから、頭に来てるんだよ」


Al「は?」


Mg「えっ、あのだから、手がこうさ、頭の所に来てる訳じゃん。それがだから、頭に来てるっていう」


Al「・・・・は?」


Mg「・・・・ごめんなさい」


Al「それ私が先に思い付きたかった」


Mg「えっ。あっ、そう。じゃああげるよ」


Al「それはともかくさ、これ実はさっきのCM以外で何処でやってたか思い出せないんだよね。でもなんでかよくやってるなぁと思ったの」


Mg「じゃあ気のせいなんじゃ」


Al「うーん。勝手なイメージなのかな?」


Mg「わかんないけど、中国の人が何とかアルよって言うのもイメージなのかな」


Al「どうだろう。あれ中国語になるのか日本語になるのかよくわかんないよね。誰が最初に言ったんだろう」


Mg「さぁ。田中要次さんとか?」


Al「いやその人のあるよと中国人のアルよは意味が違うじゃん。しかもだいぶ最近だし」


Mg「あぁそっか」


Al「というかミグちゃんほんとよく知ってるよね。何でも知ってる」


Mg「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」


Al「見た目が似てるからその言葉も様になってるよ」


Mg「絵が無いから見た目どうこう言ってもわかんないけどね」


Al「そういうことは言わないで」


Mg「あぁごめんね。というかどっちかって言うと先に色々出して来るのはアルちゃんの方じゃん。何処で情報仕入れるの?」


Al「TVやネット見てて何か覚えてたって物ばっかだよ」


Mg「あー。私もそう」


Al「そうだよね。何でこんなことばっか覚えるんだろうね。勉強のことはあまり覚えられないのに」


Mg「ねー。難しいよね勉強」


Al「本当勉強のこと覚えるの面倒臭い。あぁ頭来る!」

※両手で頭を抱える


Mg「あっ本当に頭に来てるね」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る