2020/07/12 【仕事】本当にあった病院の怖い話(2)


ある夜勤のこと。

寝つけずにずっと起きてた患者さん。

様子を見に行った時のこと。


「ほら!あんたの後ろに!髪の長い女がいる」



別の夜。


「そこ!子どもが走ってるよ!どこの子?」



認知症の患者さんには何か視えてる率高い。




***



廊下の曲がり角の向こうに何かを引きする音とひたひたと足音が。

恐怖に耐えながら恐る恐る向こう側を覗き込む。

見たくないけど、確かめなきゃいけない。

その角の向こうには――。






下半身全裸のじいさんが自分のズボンを引きずって歩いてた。

ちなみにオムツはベットの上に投げ捨てられていた。



***



ある個室を訪れた。

ここは今日の昼間に入院した患者さんがいる。

部屋に入った瞬間、目を疑った。


部屋中、血まみれなのだ。

床から壁からベット周りも。


そのベットの上には全身血まみれになった患者さんが虚ろな表情で点滴の針を握りしめていた――。



ちなみにその患者は抗凝固剤を投与されていた――。



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