63日目、昼 魔域攻略

63日目、昼


 前回は物見櫓で兵士の話を聞いた所だ。オクスシルダに行く前に。

色々とこなしていきましょかい! 移動は奈落の魔域がある③へ。

主は④へ移動したか。下に降りてこないな。


【峡湾③】ガラスの天蓋の遺跡

 薄っすらと降り積もった雪の下に、透き通った頑丈なガラスの天蓋が張られている。ガラスの天蓋の下は大きな空洞になっていて、まがまがしい漆黒の球体――

奈落の魔域が浮かんでいるのが見える。


1.イベントフェイズ

 っち、魔物の群れとの遭遇か、ダメージは喰らいそうだな。

思い切り貰ったか、ヒールウォーターで回復しよう。


2.自由行動フェイズ

 回復したら、早速、ガラスの天蓋の調査だ。

探索判定:目標値16か、補正アイテムをつけて、あぶね17とか、でも成功だ。

天蓋の中心に入り口を発見する、だがしかし「達成値20」の魔法で施錠されてる。

 この扉の施錠は「遺品(タウトゥミ)」のアイテムを持っていると自動で開く。

ウコルニュッキ/遺品(タウトゥミ)があるな、自動で開くぜ。

 そうじゃなければ、アンロックキーや魔法で開ける事に。

どっちも無かったからよかった。ありがとう、タウトゥミ。


>>扉の施錠を解除したら、「3.峡湾の地下遺跡」へ


3.峡湾の地下遺跡

 扉を開くと、地下へと続く螺旋階段が続いている。階段の先は奈落の魔域に吸い込まれている。そのため階段を下って行けば魔域に足を踏み入れる事が出来る。

 しかし、この空洞には、多数の警備用小型魔動機が飛び交っている為、階段を下りていると襲われてしまう。イベント戦闘か。レベル7なら、楽勝だ。

報酬はAL9以下だから、何も無しか、撃破経験点になるくらいか。

 そして、奈落の魔域に挑戦が出来る様になる、さっそく魔域のセッティングだ。


 中央域は【中央域7:テュータルの胎動】、外郭域はナナリィの魔域だ。

それでは、出発! フェローはいつものアレクサンドラとナナリィ


【外郭域:ナナリィの魔域Ⅰ】

 気が付くと、テオは深い森の中を走っている。 

 少し前を、ドレスを纏ったメリアの女と、その手を引いた人間の男が駆けていて、時折、男が気遣う様に、メリアの女に。


「ナーナレイネリア様、大丈夫ですか?」

「後ろを振り返る余裕があるなら、走らんか、何かから逃げてるのだろう」

「そうよ、トゥリパリンナ皇国が魔神に滅ぼされた時、あたしはニィレムと一緒に逃げたの。彼は、アタシを守ってくれた。ええ、守ってくれたわ。罪滅ぼしの為に。彼のせいで、皇国は滅びたんだから」


◇ナナリィを「フェロー」にしている場合。

 この魔域に入ると、「フェロー」のナナリィは、メリアの女性――ナーナレイネリアになっており、男に手を引かれながら、テオにそう言ってくる。この後の展開が気になるな、次は。


1.魔神の待ち伏せ

 危険感知判定:19、っげ、たっか、いけるか? いちたりない! 腕輪は破壊するには勿体ないから破壊せず、甘んじてこれを受けよう。

 魔神の群れとイベント戦闘が発生。魔神にはとことん強いんじゃい! カット!


★1つを獲得して、先へ! >>「3.陰からの刺客」


3.陰からの刺客

 まーた、危険感知判定:15、さっきよか低いのが救いか。うわ、ギリギリの15。

成功しても、ダルクブーリーの襲撃か、かけら入りだし、面倒な奴が出たな。


戦闘&勝利

 前にも戦った、2mもある影の塊みたいなやつだ、レベル8だ、まぁ勝つがな。

それも無傷だ、ヴァイスマスクの回避+、カースレべリオンの火力+、被ダメ-

これらがあれば、魔神は容易いのじゃ。


>>急いでこの場を離れて、「4.救援との合流」へ。


4.救援との合流

 森の中を走っていると、前方から武装した人族の集団がやってくる。彼らはニィレムの仲間である壁の守人たちだ。

 守人たちは、魔神の大群が皇都方面へ向かったという報ここを受けて、救援に駆けつけたのだ。しかし、すでに皇都は陥落、脱出者だけでも救出しようと周辺を調査していたらしい。

 ニィレムと仲間の守人たちは、皇都の最後を聞いて失意のうちにあるナナリィを連れて、拠点へと帰還する。 

 その後ろ姿を見送ると、目の前に外郭域の出口が出現する。


>>出口から出るなら★2つを獲得して、中央域へ


【中央域7:テュータルの胎動】

 気が付くと、たくさんの魔道装置が並べられた広大な工房にいる。円筒の天蓋は、透明度の高いガラスで作られていて陽光が差し込んでいた。そして、今天蓋の中心にある入り口から、魔神の影が侵入してこようとしていた。


「タウトゥミ。ごめんなさい。もう少しだけ時間を稼いで。お願い」

「わかったよ、チェミュエ姉さん」


 背後で声がして振り返れば、黒髪のナイトメアの若い女性が、人型の魔動機に取りすがるようにして作業に没頭していた。

 その傍らで、タウトゥミと呼ばれた白い髪の少年がこう言って頷いている。

そして、テオの方へと歩み寄って来れば。


「そう言う訳だ、悪いけど、力を貸してくれ。あの対魔神戦用魔動機が完成するまで、もう少しだけ時間を稼ぎたいんだ」

「任せろよ、俺にかかれば時間稼ぎなぞ造作もないさ!」


1.魔神との戦い

 と言う訳で、魔動機の完成までチェミュエを守りながら戦わなくてはならない。


◇特殊な戦場

 この前みたく挟撃の形に、更に敵軍と自軍の後方エリアは2つあるようだ。

敵はゴードベル(9レべル、透明の何某な魔神、透明かぁ、面倒だ)


◇不気味な肉塊

 戦闘が始まると、敵軍後方エリア2に魔法陣が出現。

ラウンドの終わりごとに1dの半分-1個の不気味な肉塊が召喚される。

 これ、爆弾みたいですね、毒属性の抵抗出来るものか。

こいつは召喚された次のラウンドの終わりごとに1エリアずつ動く。

そしてこれが自軍エリア2へ入るとチェミュエを爆破してゲームオーバー。

うーん、今回は中々面倒な戦闘だ、まぁやるっきゃない!


勝利

 透明、きっつい! 久々の魂の吸収連発したわ、あれは魔法の攻撃だしな。

フェローのラピスの必中攻撃とナナリィの炎妖精魔法にも助けられた。

不気味な肉塊も怖かった、一度倒しきれずに逃がすところだったし。

戦利品は悪魔の結晶と残念、何も無し。


2.テュータルの完成


 チェミュエが人型の対魔神戦用魔動機を完成させる!

魔神が全て倒されると、奈落の核が出現する。


「タウトゥミ、見て! これが私のテュータルよ! この子がいっぱい魔神を倒せば、きっとお父様も私を認めて下さるわ!」


 チェミュエは喜ぶが、タウトゥミは複雑な表情だ、きっとこの魔動機がどんなに大きな戦果を挙げても父親は姉を認めないと知っていたからだ。


「タウトゥミにも、これをあげるわ。あなたの命を守ってくれるはずよ」


 そんなタウトゥミに小型の魔動機を装着した靴をチェミュエは手渡す。


「さあ、行きましょう。これからは、テュータルが魔神を倒してくれるわ!」


 そう言って、タウトゥミの手を引いて、天蓋から差し込む陽光の中に消える。


 気が付くと、テオの手には、さっきの靴があった。

エアシューズ/遺品(タウトゥミ)を入手する。

 ……テュータルの話題をここまで聞かない事から、彼女の努力は報われずに終わってしまったのだろうか……なんだか悲しいな、彼女の努力は報われて相応の物である筈なのに。私とテオがちょっと感傷に浸りながら、奈落の核を破壊して脱出だ。

アビスシャードはゴードベルの8レベルが最高なので8個GET。


>>魔域から、脱出したら、★3つを獲得して【峡湾③】へ


以下次回!


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