晴天の霹靂があなたの脳天を直撃!?—— 歴史とはポップカルチャーだ!!

天正元年(1573年)、織田信長軍は浅井長政の居城へと迫っていた——
小谷城の戦い、かの有名な史実の裏で一体どのようなドラマが繰り広げられていたのか——?

現代日本から戦国時代へ転生してしまった主人公アメ(歴女)が、姑・オババとともに戦乱真っ只中を駆け抜ける!
はたして主人公アメは憧れの織田信長と明智光秀に会えるのか!?
そして、その時、何を思うのか!?


「歴史」というと、堅苦しい・難しい・興味ない、そんな悲しい言葉が聞こえてきそうな現代ですが……
「実は歴史ってすごく面白い!」まさに晴天の霹靂が脳天に直撃するような、痛快・爽快コミカルストーリーです。
さらに、作中で活躍するキャラクターたちもそれぞれが個々に魅力的に描かれており、ストーリーにカラフルな輝きを与えています。

本作では史実に従った創作でありながら、その時代の文化や信条といった民俗史にも触れることができ、それらが互いに生き生きと描かれることによって、今まで単語としてバラバラに脳内を浮遊していた歴史の記憶がストーリーとして繋ぎ合わされていく、読み進めていく中でそんな感覚になっていきました。
その作品力は、作者様の歴史に対する造詣の深さから為せるものであり、敬服せざるを得ません。
オススメの作品です!!

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