人間50年というけれど。

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり


一度生を享け、滅せぬもののあるべきか

これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ


幸若舞『敦盛』




 奇水です。

 電撃文庫とかで昔書いてました。

 五年も書いてないですから、もう昔の話ですね。


 さて、冒頭に書いたのは、ちょっと歴史ものとか好きな人ならば当然のように知ってる幸若舞『敦盛』の一節です。

 織田信長が好んで舞っていたということで有名ですね。

 武田信玄はその話を伝え聞いて「奇特なことだ」とか言ったの言わないのって話がありましたが、信長は幸若舞といえは『敦盛』ばかりだったともいい、まあそればかりを好んでいるというのは、ちょっと変ではあるかもしれませんね。


 それでなんでこんなのを冒頭に書いたかといえば――

 

 特に意味はないんですが、今日(※1)が私の49歳の誕生日だからで、記念に何か書こうと思ったけど、特に何か、記念になりそうなトピックを思いつかなかったから、適当にひねり出したんですが。

 

 まあ40代最後の一年、毎日なにかしら記事を書こうと思い立ったのはいいですが、こういうのが続いた試しがないので、今回もどんだけ続くかは解りません。できるだけ続けるように頑張ります。

 365日、お世話になります。


 

   ◆ ◆ ◆



 ……とまあ、とりとめもなく終わらせても良かったのですが、せっかくなのでもうちょっと続けてみます。

 冒頭に書いた『敦盛』は、いわゆる幸若舞の一つですが、幸若舞というのがどういうものなのか、ということについては私もよくしりません。

 というか、現代の歴史好きな人たちでも「信長が好きだった」というくらいしか知らないかもです。いや、私がそうなんですが。

 そういえば、この『敦盛』の有名な……信長が好んだこの『人間五十年』とかいう一節、wikiで見てみるとタイトルの敦盛の台詞ではないんですね。

 敦盛を一騎打ちで殺した、熊谷直貞の言葉なのだという話です。

 なんで殺した人でなく、殺された人間がタイトルになってるのかとか、そういうのもwikiに書いてあるんで、それを読めばいいだけなんですが――今日という今日、49歳になった日まで全然調べないままで、知らないままでした。

 信長が『敦盛』を好きだってのは、それこそ十代の頃から知っていたことなんですが。


 結局のところ、人間、五十年生きようが、自分から調べようとしないで解ることなんてたかが知れている……と、些か教訓じみた感じに、まとめてみます。


 なお、信長は数え年齢49歳で死んでいるので、満年齢だと少し下がります。


 いつの間にか、信長より年上になってしまったのか……と気づいた時は、ちょっとしんみりしてしまいました。


 次の目標は、宮本武蔵より年上になることですね。


 という感じに、とりとめもなく終わります。



 




※1 早速遅れて、upしたのが27日になりましたが、書いてたのは26日です。

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