第4話 混沌と秩序 あるいはラブレター的な何か

天も地もなく混ざり合う

この世界の片隅でそっと


悶々といつも 考えてた

どんどんと傷も 広がり 


文言を知るの 楽しくて

こんこんと水も 涌いて


流れるようにさらさらと

あの頃は書けていたのに


この世界の理を理解した


なんてちっぽけで滑稽な

なんて壮大で厳正厳粛な


所謂アンビバレンス的な

混沌と秩序の中でもがき


神妙な面持ちで向き合う


我の存在とその他大勢の


共通と差違と条理不条理


欲しかったものは何かな


正しさなんかじゃないさ


まだ出来なくて泣いてる


また始めたいと思ってる


それだけが今の私の意味


どうして届かないこの手


何も掴めないまま握る掌


その手でペンを持ちまた


ゼロから始めようと思う


またスタート地点に戻る


もう怖くはないんだ何も


誰にも理解出来ないはず




これはきっとラブレター




これは確かなラブレター











 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る