応援コメント

第17話 【心の絶叫】」への応援コメント

  • ガルムの言葉に唸りました。自分が戦士ならば不甲斐なさに嘆くと思いますが一般庶民なら、その子矛先はイリスに行ってしまいますよね(そうする事で自分の心を護ってる)
    イリスも、いろんな葛藤はありますよね。なんせ多くの人が犠牲になってしまったので背負うものも大きいです。
    そしてエダン!やばいフラグを感じます!

    作者からの返信

    # 蒼瑠璃さま

    コメントして頂き、ありがとうございます。
    いつも読んでくださって、たいへん励みになっております。

    おっしゃる通り、ガルムとイリスはその生い立ちからして、見ているもの、考え方に至るまで何もかも違いますからね……。

    そもガルムにとっては、平和に暮らしていた村に、突然イリスたちがやってきて、村を戦場にしたあげく不利になると逃げていった……のように見えましたから、イリスを恨むのも致し方ないかと思います。

    そしてイリスの場合、その諸々の事情に葛藤する段階はとうに超えて、もう自分が進む道を定めている感じですね。
    それでも、彼女もまだガルムとそう変わらない年頃の若さですから、内心穏やかではないのも事実です。

    それと……エダンの運命がどうなるのかは、次回でわかります。

    それでは、お手すきの際にまたお読み頂けたら幸いです!


  • 編集済

     こんばんは、御作を読みました。

     エダーン、それはミステリのクローズドサークルで自室に引きこもるレベルのフラグだよー。

     というのは置いといて(置いていいのか)
     「正義をやるのは勝手だが、踏み潰された方がそのまま泣き寝入りすると思うなよ」は、私も結構書いてきたので、ガルムくんの感情が決して間違ってるとは言いません。

     ただ、ガルムくんは恨むだけ、嘆くだけで、何も選んじゃいないんだ。
     イリスは戦うことを選び、戦い続けました。
     エダンくんは、フラグが最高にはためいている気がしますが、逃げることを選び、実行しました。
     ガルムくんは、この期に及んで流されるままです。

     妹は、なんで、死ななければならなかったのか?
     残酷ですが、ガルムくんは果たしてその時、戦うなり、逃げるなり、選んだのかな?
     と気になりました。
     いえ、拙作にもいるんですけどね。
     心が折れて選択を放棄して、世界が滅ぶところまで悪化させちゃったキャラが。
     そういう風にはなってほしくないなあと。
     ブレーキとアクセルはなくても、車輪は勝手に動きます。
     でも、ハンドルだけは、決めるのは意志ですから。
     

    作者からの返信

    # 上野文さま

    コメントして頂き、ありがとうございます。
    そして丁寧なご感想を書いてくださって、本当に光栄に思います!

    おっしゃる通り、ガルムは果たして何かを決断し、実行に移してきたか――という視点もできますよね。

    確か前にも、そういう話を言ってくださったと思いますが、ガルムの言動をじれったいと感じ、イライラする気持ちになる側面も納得できます。
    (自分もその一人ですので。笑)

    要は、いろいろ不評不満を言ってるけど、結局行動を起こさない限り、何も変わりはしない……そういうふうに問いかけることが可能だと思います。

    でもまあ、ガルムはあくまで数多の一般人を代表するキャラと言いますが、ベクトルは違えど、エダンと同一の代表性を持つ人物です。

    何かを選択するのに、多くの時間を費やせて、それでせっかく決心し動いても、大半の場合はもう手遅れになり、自分一人でできることの限界はたかが知れている……そういう人間を代弁しています。

    そして、別にガルムを擁護するつもりはありませんが、案外、ガルムもあまりに目立ってないだけで、そして成果がないだけで、自分なりの選択と行動を取ってはいました。

    過去の出来事に対する詳しい回想は今まで出ていないのですから、そこは省きますが、プロローグに出たように、自分なりの選択と行動を持って、命懸けの『前進』を試みてはいますが……その結果は、あっけなく現在に繋がっています。(汗)

    あ、それとエダンくんが立てたフラグは、次回の話ですぐ回収されます。

    彼がどういう運命を辿るか……是非、お手すきの際にお読み頂けたら幸いです!

    編集済
  •  ガルムのイリスに対する反抗心、あるいは復讐心の根源がだいぶ明らかになってきました。取り合ったつもりの手を振り払われた形のガルムたちには、イリスの言動や理想が高潔であるほどに、余計に気に障るのでしょうね。まして、肉親を失っているならなおのことでしょう。
     そんなガルムの怒りに対して、最後まで謝らず、眼も逸らさなかったイリスの姿は正しいですが、だからこそ、ガルムにとってはキツイもの。

     そして、戦いと死に直面して揺れ始める志願兵たち。エダンは無事に脱走できるのか? 脱出しちゃったら出番がなくなるので、別の意味で無事ではないんでしょうが……。

    作者からの返信

    # アズサヨシタカ様

    続いてコメントして頂き、ありがとうございます。

    まず、残してくださったコメントの最後の方、エダンの話を読んで思わず笑ってしまいました。(笑)

    確かに、無事脱出したら、物語としてはもうない者扱いになってしまい、無事とは言えなくなりますね。

    彼の脱出がどういう結末を迎えるかは、次の話ですぐ明らかになりますので、是非そこでご確認してくださればと思います。

    そしてイリスとガルムの関係は、結局は何を見ているのかの違いから出る綻びではないかとも思います。

    アズサヨシタカ様のおっしゃった通り、『正しさ』がいつも心地よいものでもなければ、ガルムは自分の手が届く範囲にあるものを大切にしたいと思う人間で、イリスはその視線の先……向こう側を見据えて行動する人間なので、そういう点でも二人の摩擦は避けられないものだと思います。

    ましてや、過去の問題(焼け落ちた故郷や、妹の死など)も絡まって、ますます手のつけようがないのが、二人の関係ですね……現状では。(汗)

    それでは、お手すきの際にまたお読み頂けたら幸いです!

    編集済
  • イリスとガルムの視座の高低が改めて浮き彫りになった回だと思いました。
    多数を救うために少数を犠牲にするというのは、帝国に攻められて首の回らないコスタの上層としては当然の判断になるのでしょうが、しかしその少数側にいたガルムとしては理屈で割り切れないものがありますよね。
    イリスがこれからコスタを取り戻すと断言したところでガルムの失われた家族は戻りませんから……2人の関係は本当に難しいですし、現状のガルムを見るに修復できるものなのかが不安になってきました 汗

    またエダンは根無し草らしい決断でしたね。
    一方のガルムは村を焼かれ、プラントを潰され……
    特定の帰る場所を持たないエダンと帰る場所のことごとくを潰されてしまったガルムが対照的でした。
    だからこそエダンの脱出計画に懐疑的に応じるガルムは、壁の内側に自分が帰る場所がないという事実を受け止めたくないがために砦から出られない言い訳を重ねているんじゃないかと思ってしまいました…… 涙

    作者からの返信

    # スーパー野菜人さま

    コメントして頂き、ありがとうございます。
    そして長文のご感想、本当に光栄です! ありがとうございます!

    まず、いただいたご感想をよくよく読んでましたが、ズバリ作中人物の心理を的確に把握してのご感想だったので、恐れ入りました。

    (人物の心理や場面の解釈は、読んでくださる方の考えと、感じ方が全てだと個人的には思いますが……少なくとも私的には、そういうつもりで、『そう読まれたらいいな』と思いながら書いた場面でした。汗)

    そしておっしゃる通り、イリスも別段、見捨てたくてガルムたちの村を見捨てたり、食料プラントもわざと救援しなかったりしたわでは決してないんですが、結果的に戦禍を繰り広げている以上、その割を食う人間はどうしても出てくるのでしょう。

    そしてその一人がガルムと彼の妹だった……。

    そしてそんなガルムとイリスの二人が、皮肉にも同じく世界の果てにある地で再会を果たした、ってことになります。

    (そう言うわりには、イリスはガルムの顔なんて思えていない……というか、記憶にすらなかったんですが。汗)

    一方でエダンは、以前にもお話した通り、もともとそういう男ですので。(汗)
    その良し悪しは、人によって評価が分かれると思いますが、エダンは彼なりに、現実的かつ合理的な判断をしたのでしょう。
    そうやって出した結論が、脱走っていうのが極端といえば極端ですが。(汗)

    またおっしゃる通り、ガルムは現在、帰る場所がどこにもないですよね……。
    故郷の村が全焼して、プラントの方を潰されて、妹は死に、辛うじて生き残っていた村人たちも、プラントの方で全員死んでしまって……。(涙)
    そういう状況も、ガルムが砦に残った理由の一つだと思います。

    それでは、お手すきの際にまたお読み頂けたら幸いです!

    編集済
  • えええええ! エダン……本当に逃げちゃうんですかっ?!
    うまく脱出できるんでしょうか……
    そんな簡単にはいかない気がします💦

    確かに、帝国兵はぴんぴんしてたかもしれません。
    志願兵が脆いのも分かりますが……

    そしてイリスとガルムのやりとりも、
    読んでて胸がきゅっとなりました。

    イリスは本当に強いですね……
    イリスならいつか必ずコスタを救える。そう思いました。

    ガルムは、妹を亡くしているんですね……
    イリスのことが許せない気持ち、分からなくもないです。
    難しいですね……

    二人が分かり会える日が来るのかどうかは、
    これからにかかっていますね。

    作者からの返信

    # 相枝静花さま

    コメントして頂き、ありがとうございます。
    いつも気にかけてくださって、たいへん励みになっております!

    エダンは……まあ、本当に逃げちゃいました。(汗)
    魔力の渦での戦闘で、感じ入るところがあったんでしょうね……ガルムだけでなく、エダンたちにも。

    エダンは良くも悪くも、普通の、利己的で、保身を第一に考えて、困難において立ち向かうより先に回り道を探すタイプの人間です。

    だから今回の戦闘を経て、彼が考えて行き着いた生き残る方法が『脱走』でした。

    そして今回の話は、ガルムの履歴がはっきり出てきました。
    おっしゃる通り、もうガルムにとってイリスや帝国に対する感情は、理屈ではないですよね……。

    そこに加えて、またも周りに都合で、為す術もなく振り回されている自分自身への不甲斐なさにも腹が立っていたりして、心の中がぐちゃぐちゃになっているのではないかと思います。(汗)

    またイリスはイリスで、彼女なりの理由と使命があって、それに基づいて動いています。
    本編でも出た話ではありますが、自分の選択で人々が死んでいくのを淡々と受け止めて、それを無駄にしないために最善を尽くす……そういう芯の強い人といえるでしょう。
    (逆に言うと、そういう思考自体を『傲慢』と思えることもできそうですが。特にガルムあたりは。汗)

    だからガルムがいくらか言ったところで、そう簡単に何かが変わるのは難しい状況となります。

    それでは、お手すきの際にまたお読み頂けたら幸いです!

    編集済