選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にあり

的なアレですね。

進学校特有の、自分は何者か分からないが、何か一角の人物である、みたいな独特の優越感というか空気感を味わえる作品ですね。
「変人無罪」的な。
そういう環境での、謎の、無根拠な無敵感。

のちに振り返る世代からすると、頭を抱えたくなるほどの羞恥に悶てしまうけれど、
渦中の彼らには知る由もない。
ただただ、青い暴走に身を任せられる時代。

いや、青いですね、実に青い!