2020/6/23(火) 21:10 一口のアレ・・・第二隠し玉行きますよ



 ここはある種の秘密基地・・・

私の事を見つけてくださった貴方だから。この2周年お祝いに相応しい怖いお話、聞かせてあげますね。



  ┈無響室とカーテンの裏

 


 さて私はお仕事の関係上、ある機械の音をチェックするため・・・外部の音が全く入ってこないお部屋の担当をしております。


  それが無響室。


 この部屋、周囲がギザギザのスポンジで覆われており、足元も鉄網で囲われてて音波を吸収できるように出来ております。


  ハッキリ言います。


 人は何も音のない部屋に数十分いると発狂します。



 つまり私どもは合間合間に休憩を入れないといけない。

さらに、何もない別次元に近い場所には別の何かが寄ってきやすいと言います。



  私は魔が差したんです。


 もう一つお教えしましょう。

人の目が届かない場所にも何かしらの別次元があると言われてます。


 例えば、カーテンの裏。



 私は憑かれ、もとい疲れてたのでしょう。

無響室にカーテンを垂らしてその日は定時帰宅しました。


 次の日、来るとカーテンに膨らみがあったんです。



 めくったその瞬間──



 中には何もありませんでした。

何故か膨らむきっかけになるような物もなかった。だけど・・・裏は何かが染み込んでいたんです。


  匂いがしました。


 私、蓄膿症を持ってるのですが・・・あまりにもそれが続くと一種頭がおかしくなったような状態になって


  不味い "オニオンスープ" のような匂いと感じるんです。




  それに、よく似てました・・・。




 頭が纏まらない、もっと上手にお話したいです~恥ずかしい


 つ、次行きますねっ!

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