第4話 魔法

 先ほど私の累計ステータス値は1590だと言いましたが、内訳はこんな感じです!


 ――――――――――

 体力 222

 魔力 323

 力  232

 耐久 272

 敏捷 322

 魔耐 222

 ――――――――――


 敏捷と魔力が少し高めな感じになっているのです!


 だって、魔法剣士ですしね。素早く動かないと失格みたいなものですから!


 あとは、魔法についてなのですが……


 各プレイヤー、使用可能な魔法は3つまでと決まっているのです。


 なので、どれを選ぶかが重要になってきます。


 そして、魔法の属性は8つあるのです。職業を選ぶ際に魔法が使える職であればその時に1つ選ぶことが出来ます。


 属性は炎、水、風、土、雷、氷、光、闇の8つ。


 ちなみに私が現在使える魔法は氷魔法レベル2。


 魔法も使っているうちにレベルが上がり、威力も上昇します。あとは同じ魔法のレベルでも魔力量によって威力は変わってしまうようです。


 また、累計ステータス値が6桁を超えるとプレイヤーごとに固有の魔法が発現するのだそうです。


 ……私はまだまだほど遠いのですが。


 これで大体のゲームの説明とかは終わりになると思います!


 さて、さっそくモンスターと戦ってみましょう!


 確かこの辺りだとコボルトの群れがよく出るはずなのでそれを狩りに行きます!


 ちなみにコボルトというのは背が低い犬の頭を持つ人型の魔物で、攻撃パターンとしては爪で斬りかかって来るだけなのです。


 割と初心者向けの魔物ですが、ごく稀にコボルトロードと呼ばれる群れのボスが出ることがあるので運悪くその群れに遭遇すると初心者パーティは全滅を免れないとのことです。


 私はまだ遭遇したことが無いので、詳しいことはよく分からないのですが。


 あと、コボルトの毛皮は素材として鎧に編み込まれたりすることが多いのです。何でも氷の魔法を軽減する効果があるとかで。


 それにしても一人で戦うのとかって何気に初めてな気がしますが……。


 でも、コボルトロードに遭遇さえしなければ問題ないはずです。


 私はマップをこまめに確認しながら、草原を歩き回りました。


 歩き回ってクタクタになった頃、2,3匹のコボルトを発見しました。


 私はこれ幸いと思って接近してサーベルで二匹のコボルトを斬り伏せました。


 しかし、1匹だけを取り逃がしてしまう形に。


 私はすかさず追跡しました。


 そうして私がコボルトに追いつくと、そこには100はいるだろうコボルトの群れとコボルトロードがこちらを一様に睨んでいました。


 ……どうしましょう。

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