さむい眠り

テンポ 

リズム 

習慣みたいな、

決まって深夜三時過ぎに目が覚める


冷えているわけではないし、

着込んで暑い訳でもない。


ただ、肩が冷たいだけ


一人で眠る時間が長すぎて

いつの間にか

肩から背中の

骨が浮き上がっている事に

気がつかない。


大きな手で温めて欲しいと

点状に

夜空をイメージして

手を伸ばす。


くしゃみが出た。

猫は不思議な顔で

私を見あげる。


おまえだけは、私を置いていかないで。

私もどこへもいかないから。


そのうち、雪が舞うね。

暖かくして過ごそう、

まだ、本気の冬が来るまで

時間は残されている、きっと。


あと何時間眠れるだろう、

このまま朝でもいい。

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