第34話 文化祭に向けて(2)

あれから数日が経ち、部活に行くと先輩がジャージを着て僕を待っていた。


あっ、やっほー


先輩は僕を見て挨拶してくれた。


あ、どうも


一応返せれた。


それから僕はいつもの席に座ると、先輩が体操服着ないの?

と聞いてきた。


僕は急すぎて、何も言えなかった。


あれ?聞いてない?今日から文化祭の用意をするはずなんだけど.....


僕は首を傾けた。


あれ?伝えなかったっけ?


僕ははい、といった


先輩は僕に謝ってくれた。


僕はそれよりも他の二人が気になったので

先輩に聞くと、どうやら二人は今日休みらしい。


僕はジャージをもっていなかったので、制服で参加することにした。

先輩と一緒にする昆虫採集はとても楽しかった。

先輩も僕も当然虫が苦手で触れないので、どっちが虫を取るかだとか、

この虫はどんな虫だとか、


この学校に入って一番楽しい時間だった。


僕と先輩は完全に打ち解けてずっと笑っていた。


気が付けば日が暮れ、先輩と一緒に帰っていた。






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