第10話 読者様は神様なのか?作家と読者の思考の違い

『お客様は神様です』という言葉を聞いたことがあるでしょう。

サービスを提供し、それに対価を支払うことで商売は成り立っているのです。


 では私たちにとって読者様は神様なのでしょうか?


『嫌なら読まなくていい、読者と作家は対等であるべきだ。』という意見と、『読者に読んでもらうから価値がある、読者のほうが立場が上だ。』という意見、また、これ以外の意見もあるでしょう。

またこれについて賛否両論かもしれません。


私の個人的な考えですが、私は後者です。


 理由①

目的が読んでもらうためである。

私の目的は読んでもらうために書いています。反響やコメントに一喜一憂しながらも、それをモチベーションに変え、読んでもらうために試行錯誤したり、できるだけ見やすいよう体裁を整えたり、設定を考えたりしているからです。


 理由②

カクヨムの仕組み上、読者の立場が上である。

読者が使いやすい・読みやすいサイト構成になっており、注目の作品、ランキングなど、読者を意識していることは明白です。

カクヨムが読者に合わせている以上、作家もそれに合わせるしかないのです。


 理由③

読者のレビューやコメントに大きく左右される。

 注目の作品の欄や新着おすすめレビューの欄に乗ったことで一気に注目され、爆発的にPVが増えた・・・なんてこともあるかと思います。どうすれば、読者にレビューされるのか?シンプルに面白かった、心を揺さぶられたから、などではないでしょうか?

 中には粗探あらさがしをして嫌がらせをしたり、マウントを取ったりする読者も少なからずいるそうです。ですが、私はマイナスに受け止めず、「客観的に読んだらこう見えるんだ、こういった意見もあるんだ。」と捉えるようにしています。

わざわざ噛みついて戦う必要はありませんが、一つの意見として参考にしています。



 読者にとってはラノベもただの暇潰し、娯楽です。作家様が頑張って構成を練ったり設定を考えても「つまらない」の一言で一蹴されれば腹も立つことでしょう。

ですが、読者の立場からすれば『そんなの知ったことではない。」のです。

面白いか、つまらないか、であり、そこに至るまでの苦労話や過程には興味はないのです。

作家にできるのは面白い小説を書くことであり、結局評価されないと多くの作品の中に埋もれてしまうだけなのです。そうならないように、できるだけこの考察では私のノウハウや検証結果を報告し、少しでも改善、PVの増加のお力になれれば幸いです。


 各作家様は、自分のこだわりを持つのももちろん大事なことですが、カクヨムのシステムを考慮したうえで、益々執筆に力を入れていただきたいと思います。




 ※※※※※※※※※※※

 あくまで私個人の考察、見解ですのでこれをやれば100%PVが増えると保証できるものではございません。「こんな見方もあるんだ」くらいの参考程度に思っていただき、少しでも読んで面白かった、役に立ったと思っていただければ幸いです。

 

 作家様はご存知かと思いますが、執筆するうえでフォロー、レビュー、応援は非常に励みになります。

 よろしければご意見やコメント、ご指摘、アドバイスなどお待ちしております。

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