閉じたこころと此岸の罪 -1

「……にしても、どうしたもんかね。これ」

 壁にかかった時計の針は日付が変わりかけていることを物語っている。智は座椅子に体重を預けながら、文集『憧憬しょうけい』を捲っていた。

 もともと人並みに小説は読むものの、こういう同人小説のたぐいはめったに触れたことがない智にとってこの文集は少しばかり水が合わなかった。ぺらぺらとページを捲っていても、実験的な作風の作品やら、半ば私小説じみた湿っぽいエッセイなどにぶち当たっては流し読みで対応してしまう。

 唯一、少年と宇宙船の人格の問答のようなSFの話は引き込まれたが。

 そのうちに、『立木隆』と書かれたページに辿り着くと、智の手が一瞬止まる。

「立木の小説……遊びに行ったときは読ませてもらえなかったんだよな」

 まさかこんな形で読むことになるとは、智も思ってもいなかった。

 智は期待と好奇心を込めた指でぱらりとページを捲る。

 立木の小説というのは『陽だまり通り』と言う題名の恋愛小説だった。

 どこかの地方都市が舞台で、街を出ていきたい少女と自分のことが嫌いな青年が触れ合って恋をして、そして街を出ていく少女にキスをして終わるという、淡々とした筆致で進むハッピーエンドの、結末の山場もオチも弱く劇的なものもないストーリーだった。

 立木らしいと言えば、立木らしい作品だ。

 智は座椅子をぎしりと鳴らして、もたれ掛かる。

「こんなの書いてたなんてな、あいつ……」

 智は今まで立木の一面しか知らなかったことを、改めて思い知らされたようだった。

 完全な創作と言うにしても少し甘ったるいこれを、立木は何を思って書いたのだろうか。

 そしてその立木が今何を思って式神を無差別に使い続けるのだろう。

 国語のこの手の問題は幾度となく解いてきた智も、いざこうやって身近な人間――しかも、反魂香に手を出した人間の著作――の問題を目の前に出されると困ってしまう。

 智は『陽だまり通り』のエンドマークとにらめっこしながら、ほんのしばらく考えてから、問題を放り投げるのだった。

 そして問題を放り投げたまま次のページを捲ると、先ごろ上御霊町の路地で落としたあの写真が挟まっていた。

 反魂香の強烈な匂いの染み付いた、立木と、快活そうな女性の写真。智はそれを透かすように天井の蛍光灯にかざす。透かして何かが浮かんでくるわけでもないが、そうしてみれば何か見えそうな気がしたのだ。

 やはり透かしてみても写真がぼんやりとぼやけるくらいだったが、先ほど薄暗い路上で見たときより、写真の細部のディテールがよくわかるようだった。

 たとえば立木の飲んでいるのが角ハイボールのグラスだとわかったり、取り皿の内容から鍋料理の店で飲んでいたのがわかったりだ。もっとも、それがわかってどうなるというわけでも無いが。

「ん、これって?」

 女性の立木に回した左の腕に智は目が止まる。

 健康そうな腕と女性特有の細い手首。そして手首に巻かれた、古い時代のアメ車を思わせる空色の自然石のブレスレット。

 それは確かに、見間違えることなく、反魂香を渡したときに立木が巻いていたあのブレスレットと同じものだった。

 似たようなものも沢山あるだろうから、まさか完全に同じものというわけではないだろうとは思ったものの、一方でこれを偶然で済ませられるとも思えなかった。

 反魂香の匂いの染み着いた文集の中から出てきた、同じように反魂香の匂いの染み着いた、立木のと同じ石のブレスレットを付けた女性の写真。

 余りに意味深に結びついたこれらすべてが関係ないわけがない。

 この女性こそが立木の黄泉帰らせたい人間なのか。それとも違うのか。いずれにせよ、確かめなければ始まらない。

「明日試験が終わったあとに確かめに行くか」

 文芸部の部室に行けばこの女性のこと、立木のこと、全てがわかるに違いない。

「じゃ、もうシャワー浴びて寝るか」

 写真を机の上に置くと、智はシャワーに向かおうと立ち上がる。

 そのとき、何となしに『憧憬』の表紙を見下ろすと、濃紺色のコーティング紙の表紙に光の具合で、何かの模様のようなものが浮かび上がっているのが見えた。

「んー?」

 模様に気になった智はじっと模様を眇めてみて、そしてすぐにそれが何かの模様で無いことに気が付いた。

「『決着を付ける』……」

 何かの紙の下敷きにして書いた時に付いたのだろう。やや乱れた小さいながら強い筆跡が、確かにそう浮かび上がっていた。

 決着。

 その言葉はどんな意味を含むのだろう。

 そしてそれは果たして反魂香と関係しているのか。

「……あいつはいったい何をするつもりなんだ」

 智は口元を抑えながら、そう溢した。


              *


 翌日、試験を終えた後に、智は部室棟の前へと足を向けていた。

 普段用のない部室棟に入るのは少々気が引け、そのうえ部室棟の空気自体がなんとなく部外者の自分を拒んでいるような気もしたが、意を決して、他の学生に混じるように建物の中に足を踏み入れる。

 中に入ると、若干停滞したような空気が智を出迎え、慣れなさからくる居心地の悪さを智に与えたが、それを我慢して智は案内板の前に立ち、文芸部の部室を探す。部室は三階の中ほどにあると言うのを確かめ、智は雑然と物に溢れた、内輪ノリと思しき落書きやポスターで溢れた廊下と階段を、その場から与えられるよそ者を寄せ付けない空気に耐えながら進んでゆく。

 なにかのサークルに参加していれば、この建物の放つ威圧によく似たよそ者を拒むような空気から逃れられたのだろうか。と智は思った。サークルに興味がないからと退けた入学時の自分を一瞬だけ恨んだ。

 やがて文芸部の部室の、一輪挿しの掛かった扉が見えてきた。智は扉の前で少しだけ躊躇してから、思い切って拳を甘く握って、扉を叩く。

 ややあって、内側から扉が開いた。

「……どなた?」

 扉の隙間から、恐る恐る智の顔を覗き込むように、眼鏡をかけたショートボブの女性の顔が現れ、智を上から下まで観察しはじめる。いきなり現れた見ず知らずの男に緊張――というより警戒しているのだろう。

「ああと……自分は堀池って言って、立木隆の友人です。立木を最近見ないから少し心配になって、ここの人なら何か知ってるかなーって……」

「ああ、立木くんのお友達」

 立木の名前を出した途端、眼鏡の彼女は大きく扉を開く。『くん』付けと言うことは、きっと彼女は智と同級生か上級生なのだろう。

「中、入る? 今私しか居ないから」

「ああ、はい」

 導かれるまま、智は部屋の中に入る。

 部室の中に入ると、片側の壁一面を埋めるぎゅうぎゅうのスチール製の本棚が目に付き、部屋の中心には長机とパイプ椅子が潰れた円を描くように配置されていた。脇では唯一の冷房器具であろう扇風機が音を上げながらぬるい風を送り込んでくる。

 こういう部室につきものの内輪の暗号めいたガラクタもあまり目につかず、智が思った以上に綺麗に整った部屋だった。

「綺麗でしょ」

「ああ……はい」

「前は他の部室と同じくらいひどかったんだけどね。立木くんが副部長になった時に、立木くんと有志で大掃除してこんなにさっぱりしたのよ」

「そうなんですか」

 智は立木のあの片付いた部屋を思い出す。案外奴は片付け魔なのかもしれない。

「適当な所にかけてください」

 女性に言われるがまま、智は適当な椅子を引いて、座る。その隣の席に彼女も腰掛け、智の顔をじっと見つめる。

「立木くんについてはこっちも色々聞きたいんだけどね」彼女はそう口にして、眼鏡の弦を指で直す。「彼から連絡が全然入ってないからちょっと困ってて。夏の文集の原稿の第三稿を出さないままずっと行方不明で、自宅にも居ないし試験も受けてないらしくて」

「そう……なんですか」

「堀池くんだっけ? なにか知ってる?」

 眼鏡越しに若干上目遣いに、彼女が尋ねてくる。

「ああ、はい……この前大家さん同伴で立木の部屋に入れてもらったんですけど、そこでこんな物を見つけて……」

 試験中に考えた嘘を混ぜ込みながら、智は鞄の中から例の写真を取り出して、彼女に渡す。

 渡した写真を受け取った途端、彼女の顔色が驚愕そのものに変わる。

 そして驚愕はすぐに苛立ちの色に変わり、彼女は智を詰問するように訊く。

「これを本当に立木君の部屋で見つけたの? どこにあったの? この写真は」

「えっと、書き物机の上に文集と一緒に……」

 また少しばかり嘘を重ねる。

「それは本当? アルバムの中から引っ張り出したとか、そんなんじゃないわね」

「違います違います。立木のアルバムなんかどこにあるかもわかりませんし。俺」

 突然の苛立ちと詰問の理由がわからず戸惑う智を彼女は暫く睨みつけていたが、やがてその視線もまた写真に落とした。

「……まあ、君は本当に事情を知らなさそうだから……立木くんが本当にこの写真を出していたってことになりそうね」

「はあ……」

 智はパイプ椅子の上でまだ戸惑いを隠せないまま、目の前の女性の表情を伺う。

 どうも話が読めない。彼女と立木と写真の女性の間で何かの話が進展し、智はまた部外者扱いされている気分だった。

 女性は少し、数十秒ほど目を閉じていたと思うと、再びゆっくりと口を開く。

「この子……江藤こころって言うんだけど。彼女、死んでるのよ」

「……ええ」

 衝撃ではあったーーだが、心のどこかで予感はしていた。

 反魂香の匂いの染み込んだ写真からして、たぶんこの彼女は死んでいるのだとは、心のどこかで違うのではないかと疑問を抱くことはあっても、ある程度の予想こそできていた。

 しかしそれでも、名前と顔を知ってしまったが故に、それまでもやもやと形を伴わなかったものだった立木の黄泉帰らせたい相手が、『江藤こころ』の名前と顔という実感を伴った重みとなって胸の中に落ちる感覚を智は感じていた。

 そんな重みに耐えきれず、智は俯き加減に写真から目を逸らした。

 目の前の女性は眼鏡の下の瞳を細めながら、思い返すように語りだす。

「元気がいいけどちょっと人見知りぎみな子でね。良いお話書く子だったんだけどさ……去年の冬に自分のマンションから足滑らせて死んじゃったんだよね」

「……そうだったんですか」

「うちの部で立木くんと一番仲良かった子だから、確かに写真くらい持っててもおかしくはない気はするんだけど。でも……ねえ」

 そこまで言って彼女は急に言い淀み、急に言葉を紡ぐのを止める。

 こう言うとき、無理に言葉を引き出そうとするとかえって拒まれる。それを心得ていた智はあえて何も言わず、視線を下に向ける。

 数十秒か数分か。沈黙が、部室を包んだ。

「君、本当に立木くんを探しているの?」沈黙を破ったのは彼女のほうだった。

「……ええ、はい」

 それは間違いなく本当だ。

 反魂香や陰陽術、立木の乱心など、伏せている部分は多々あるのだが。

「私はこころちゃんの写真を出したとき、君のことを疑った。死んだ人を使った悪趣味ないたずらじゃないかって。ただでさえ立木くんは彼女と因縁があったから。それを知っててやってるのかって」

「因縁……ですか」

「うん」

 ふう、と息を吐いて、彼女は視線を伏せて、重い口調で語り始める。

「ここから先はあくまで口がさない噂だと思って聞いて欲しい」

 智は重く頷く。

 扇風機が唸りを上げるなか、彼女はゆっくりと閉ざしていた口を開いた。

「……文芸部の中では立木くんに追いつめられて自殺したんじゃないかって言う奴もいるんだよ」

 今度こそ、頭の中を殴られたような衝撃が走った。

 立木が黄泉帰らせようとする相手を、立木が追い詰めて殺したとは、どういうことなのか。

「こころちゃんが死ぬちょっと前に、立木くんとこころちゃんが掴みかかっての大喧嘩になってたんだよ……それでね」

 彼女はそこまで話すと「もちろん私はただの事故だと思ってるよ」と自己弁護のように宣言してから、濁した言葉の先を続ける。

「……そういうわけだから、できれば今の話は忘れちゃって」

「わかりました」

 口ではそう言ったものの、おいそれと忘れられるわけがない。

 ただでさえ智は立木が反魂香で取り乱した現場を何度も見てしまい、江藤こころという立木が執着しているだろう死者の名前を知ってしまった後で、さらにその話の内容も衝撃のものだったのだ。忘れろと言われて忘れるほうが無理だ。

 しゃわしゃわと窓外からの煩いほどの蝉の声が、沈黙の合間を埋めてくる。扇風機がうなりながら温い風を送ってくるものの、彼女の頬にも、自分の背中にも、数筋の汗が流れていた。

「あの。あと、立木の『決着をつける』って言葉に覚えは」

「決着……?」彼女は眼鏡の奥の視線を訝しげに細めて、智を睨む。「なんの決着かはしらないけど、覚えはないよ」

「いや、変なこと聞いて申し訳ありませんでした」

 智はそう言い、のろのろと立ち上がると、「すいません。本当にお手数かけました」と断って、彼女に一礼すると、部屋を出ようとした。

 胸の奥の重い感覚はさっきよりさらに重いものになっていた。これ以上、この部屋に居ると、その重さに耐えられないような気がして、すぐに部屋から去りたかった。

 智は扉の前まで歩いていき、扉に手をかける。

 一瞬振り向くと女性もまた、複雑な感情を誤魔化そうとしたような硬い笑み浮かべたまま、智を見送ろうとする。

 そしてノブを回して部屋を出ようとした瞬間。

「ちょっと待って」

 と、彼女は智を呼び止める。智はノブから手を離し、重い音と共に扉が閉まる。

 彼女は智の元に駆け寄ると、立てた手を口元に持っていって、智に耳打ちするような格好になる。誰もいないこの部室でそうするのは、罪悪感からなのだろうか。盗み見た彼女の表情は先程よりも申し訳無さそうな風にも見えた。

「立木くんの行きそうだと思う居場所、少しだけ心当たりがあるの」

 彼女は小声で智にそう告げる。

 智がその場所を問おうとする前に、彼女の方から場所を切り出してきた。

「立木くんがこころちゃんの事を考えてたとしたら、たぶんこころちゃんのお墓を尋ねてると思う。場所は大津の湖畔霊園ってところ」

 彼女はそこまで言うと、立てていた手を元に戻す。言いたいことは有るのだろうが、それを言ってしまうことはできない。そんな表情で、彼女はこくりと一度頷いた。

 そして智も彼女と殆ど同じ表情のまま、彼女の様子を見て、ゆっくりとノブに手をかけ、部室を後にした。

 部室棟を出た瞬間、重ったるい熱気に全身が包まれ、喉にも湿気を含んだ暑い空気が入り込むが、それすらも今の今まで居た異境のような部室棟よりは息がしやすいように思えた。

 このまま喫煙所に向かって、煙草で胸の重いものを紛らわしたい気もしたが、その前に、やらなければいけないことがある。

 智は鞄からスマートフォンを取り出すと、電話帳のあ行を開いて『犬童桜』の文字と、その連絡先を続けてタップする。そして頬にスマートフォンの画面を貼り付けるようにして、耳元に受話口を当ててコール音を聞く。

 すぐに『はい犬童です』と桜の声がする。

「堀池です。立木のことについて色々わかりました」


             *


 犬童桜の『事務所』と呼ぶ西陣の町家に智のバイクが到着したのは、京都の街の上の太陽が西に傾き始めた午後四時のことだった。

 辛うじて人の住めるような古めかしい町家の一階の部屋に通されると、智はやたらと沈み込むソファに座らされ、テーブルを挟んだ反対側のソファに桜が腰掛けた。桜のソファも妙に沈み込むらしく、小柄な彼女が座ってしまうと、まるで腰から下が無くなってしまっているようだった。

 青い羽根のレトロな扇風機が首を振りながら静かに唸る中で、智は、桜にすべてのことを話した。立木と彼女のブレスレット、彼女が江藤こころという女性で、立木と親しくしていたこと、彼女の死と、立木が彼女を殺したという噂。

 全てを話し終えた頃には、玄関から差し込む陽の色はだいぶ赤みを帯びてしまっていた。

「なるほど。立木さんがその女性を黄泉帰らせようとしているということは……わかりました」

 桜は口元に手を当てて、歯切れの悪い言葉を残しながら桜は言う。

 おそらく、立木と江藤こころをめぐる噂に、何か引っかかりを覚えているのだろう。智自身もそこは引っかかったまま居ることなので、よく理解はできていた。

「立木が結局どこにいるかはまだわかりませんけどね……もしかしたらもう反魂香を使ってしまったかもしれないですし」

「それはないはずです」

 桜は首を振る。

「朔の日――つまり新月の日ですが、もし誰かを黄泉帰らせる目的で反魂香を使うとすれば、その日を於いてほかありません」

 何故なんだ。と問う前に、桜が切り出す。

「反魂香の本来の目的を果たすのには、陰の気の強くなる朔の日を選ぶんです」

 本来の目的、つまり死体を屍鬼として蘇らせ、使役すること。

 智はそれを思い出して、視線をテーブルの上の麦茶に向かって伏せる。やはりというか、思い出すだけでも抵抗がある。

「……立木はそれを知っているんですか?」

「一般人でありながらあれだけ式符の類を使っていたわけですから、陰陽の術の知識を吹き込んでいる人間がいるはずです。おそらくそいつは反魂香の使い方も教えているはず……蘇るのが屍鬼であるという点を伏せて、でしょうが」

「そいつが立木に反魂香を売った人間、ってことですか?」

「ええ。多分」

 桜はぎし、とソファーを鳴らして姿勢を直しながら言う。

「立木さんとこころさんの関係性はわかりませんが、私達の予想のとおりなら立木さんは次の朔の日の夜、大津のこころさんのお墓に現れるはずです」

「ええ」

 智の返事はどこか曖昧で、精彩に欠けたものだった。

 それは智自身も良くわかっていた。

 立木は結局何を思って江藤こころを黄泉帰らせようとするのか。立木が彼女を追い詰めたというのは本当なのか。

 仲違いして追い詰めたのなら、わざわざ江藤こころと同じ石のブレスレットなんて巻くはずがない。

 智は疑念と不可解ではっきりしない頭のまま、目の前の桜の話を聞くのだった。

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