4.金の斧、銀の斧

「あなたが落としたのは金の斧? 銀の斧? それとも鉄の斧?」


 木こりは青ざめた。女神の笑顔が怖かった。


「さあ答えて」

「て、鉄の斧です」

「あなたは正直者ですね。褒美に斧を3本ともあげましょう」

「ごめんなさーい!!」

「あ、なぜ逃げるのですか」


 女神の頭には鉄の斧が刺さっていた。


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