死という唯一の救い

親父からの暴力で生きることに主人公は絶望します。それもそうでしょう、まだ学生であり、解決策は思いつかない。大人になり社会を知れば解決、つまりは逃げられたのかも知れません。ですが、主人公は学生であり、何も解決策は見つけられない。
だが子供でも、いや誰でも苦痛から逃れられる手段はある。死ぬことだ。
死ぬことで開放される。そこまで主人公は追い詰められていたのでしょう。
雰囲気は暗い作品ですが、読み応えがあり、色々考えさせられます。
短編ですので気軽に読めますので、一度読んでは見ませんか?