拾壱――こおろぎさんーⅡ


 夜の森。

 伏し倒れていた少年の傍でこげ茶の着流しがその口元をにやりと裂いた。

「こんな話を知っているかね。とある妖怪と少女の物語……」


 * * *


 彼は元々戦乱の世を生きた人間。

 当時の治安は頗る悪く、家来が平気で主人を裏切り、主人も暴政を行うような時代だった。

 太陽に月がある様に、地に空がある様に、山に海がある様に、夫に妻のある様に、そして主人に家臣のある様に。そういった世界を形作る陰陽おんみょうが崩れてしまえばそこから安寧は崩れ始める。

 超自然的怪異はそこから始まる。


 とある将軍の所の歩兵をしていた男はその影響をもろに受けた。


 気付いたら人を喰っていた。


 最初、そこには焦りと弁明ばかり。

 兎に角腹が減って減って仕方がなかった。相手の兵糧攻めにまんまとかかってどうしようもなかった。

 俺は悪くない、俺は悪くない、俺は悪くない……。

 悪いのは相手方の軍師だ、俺は悪くない!


 その日から彼は記憶から消された怪奇じみた我が行動を呪わずにはいられなかった。

 いつかそれが当たり前となってしまうかもしれない恐怖から逃れるように、自分がまだまともな人間であることをまるで祈るように、彼は夜寝る前に自分の体を鎖で繋いだりした。鍵のついた部屋か何かに自ら入ったりした。

 ただ怖かった。それでも鎖も鍵も、気付けば壊れている日が時々あった。

 仲間の視線も気になったりするものだ。

 彼は虎でも獣でもない、唯、人の形を留めた怪物。

(李徴もこんな思いだったか)

 袖を夜毎そっと絞る日々だった。


 しかしその考えがある日逆転する時が来る。

 何度か記憶を失って、人を喰っては死にたくなって。その繰り返しの末に彼は気付いた。

人間理性」と引き替えに自身が少しずつ強大な力を得ていったことを。


 ――俺なら、俺なら死んでいった仲間の、そしてこの身体に変化した「人間だった頃の自分」の仇を討てる……?


 気付いてからは早かった。

 相手方との交戦の最中に戦場に乱入し、つわもの共を吹き飛ばし、あのにっくき軍師に喰らいついた。


「――、……! ――鬼道展開――」


 彼の喉笛に喰らいつくのが先だったか、自分に強い力がぶち当たるのが先だったか。

 そこだけはよく覚えていない。


 ただ、山草千吉という名と、もっと強くならなければならないという意志ばかりが後まで引きずるように残されていた。


 ――、――。


 それからやがて戦が終わり、少しは平穏な時代が流れていき、彼の同僚は皆残らず死んでいった。

 彼ばかりが生きている。

 その生命の維持には人間の血肉がどうしても必要だ。何故なら彼は食人鬼。

 獣を喰っても良いが、「生命の維持」にはどうしても人肉が必要だった。

 それは一種、呪術的食人と言っても過言ではないはずだ。白雪姫の心臓を食べて美しさを得ようとした女王のように、彼は生きる力を求めてその肉を貪ったのだ。


 或いは積年の恨みをこの手で、この牙で晴らす為。


 そんなある日。

 こんな噂が流れた。

「どうやらこの門田町に食人鬼が居るらしい……」

「女子どもが次々消えているって」

「案外広い町だから良いけれど」

「怖いわねぇ」

「それでね、とうとうあのが動き始めたらしいのよ。どうもおかしいって」


 ――ほう?


「長良から勘当されました、どうか、どうか食べ物を恵んで下さい!」

「……」

「ほれ、このたうりー!」

「フーン。ま、家上がれや」

「ははーっ!! ありがたやーっ」

 玄関の床に額を擦りつけながら血の色をした舌で薄い唇を湿らせた。

 彼の運命が変わる日が来る。


 その家で男を出迎えたのは一組の夫婦。

 そしてその息子と幼馴染の少女。彼女は夏休みの間はこちらの家にご厄介になっていた。犬猿の仲を唯一繫ぐ命綱のような少女である。

 そう、少年の家族は「山草」と名乗り、少女は「長良」を名乗っていた。

 その天敵の家に鬼が侵入した目的など言わずもがな。

 もっと多くの力をその身に宿す為、または自分を封じようと画策するはらい者一家に挑みかかる為。


 そして最も大事な目的は少女の血肉だった。

 女で子どもの肉。

 人間が食用の牡牛を去勢するのと或いは同じ理由。


 ふわふわの円い体に艶やかで滑らかな口当たり、柔らかな頬。

 厚い、ぽってりとした唇。


「たまらん」


 * * *


「そうしてどうなったの?」

「きっと笑っちまうよ。その男、雪隠せっちんにその少女をひきずり込んであとは喰うだけだったのに真逆真逆の返り討ちにあったんだよ!」

「えー! 馬鹿じゃーん!」

「そして見事捕縛されて、更には無理矢理その少女と契約をさせられて、彼は彼女の奴隷となってしまいましたとさ」

「馬鹿じゃん馬鹿じゃん!」

「な、馬鹿みたいだろ! だから食人鬼はその少女を何とか殺してやろうと必死になったが、それさえも全部返り討ちにされた。牙じゃ駄目だと悟った」

「それで?」

「鍛錬の末、矛を武器に再度挑みかかった」

「そしたら?」

「それすら返り討ちにされて更には勘違いされた」

「勘違い?」


『一緒に戦いたいか、そーかそーか!』

『んなこた言ってねぇよ!』

『それじゃあ今日からお前も「はらい者団」の一員だな!』

『はぁっ!?』

『おめでとう、会員第三号くん! 私が団長だ、よろしく』

『おい人の話を聞け!』

『「はらい者団」とは門田、明治、湯羽目の平和を守るだのなんだのあーだこーだうだうだ……』


「へぇ、サイナンだったねぇ。その妖怪」

「……爺ちゃんがまたコイツに変な言葉教えやがったな」

「ん?」

「……いや」

「それで? その後は?」

「色々あったよ」

「何があったの?」

「そりゃあ数え切れない程の色々がさ」

「ふーん」

「そん中でも覚えている事はな……」

「何々?」

「……」

「おいさん?」

「やっぱ内緒」

「えー! なんでー!」

「おいさん意地悪だから」

「えー! けちー!」

「取り敢えず素敵な事さ、お前さんには一生分からないような、そんな素敵な事」

「へー。で、それで?」

「……、おい、今テキトーに受け流しただろ」

「それで?」

「あ、ああ。それでな……」

「それで?」

「……、……」

「おいさん?」

「……続きはまた次回な」

「えー!? 何でー!?」

「良いじゃねぇか。こういうのはお楽しみとして取っておくってもんだ」

「何でー!! 何で何で何で!! 何で!!」

「こっからはなぁ、大人ぁなお話なんだよ。大人ぁなな」

「理由になってないい! なってないなってない!!」

「ほら、またな。そろそろパパが来るぞ。あんまり知らねぇおっちゃんと喋ってると怒られちまうぜ?」

「え、え、あ! じゃあ待って!!」

「ん?」

「お名前! おいさんのお名前を教えて」

「おいさんの? 何で」

「お話のつづき! おいさんがわすれないように」

「んふふ……ん? 何だそれ」

「おれ、シンケンなの! おいさんのお名前覚えてれば絶対に絶対にのこるから!」

「ふふ、分かった分かった。じゃあおちびちゃんにだけ、特別な」

「おちびちゃんじゃない! かずき!」

「はいはい。じゃあカズキ、特別だぞぉ」

「うんっ」

「いいかっ」

「うんっ」

「おいさんはな……」


「――」


 * * *


「おそよう」

「……こお、ろぎさん?」

 お酒の香りと温かな抱擁。

「こんな所で寝てると風邪ひくぞ? な?」

 空には大きな三日月と、周りは夜の森。冷たくしっとりとした土がマットレスのよう。

 そんな中でいつの間にか寝ていたらしい自分を後ろから彼がそっと抱き締めていた。いつもみたいに柔らかく頭を撫でるその優しい手が嬉しくて、起き上がる事はせずにその体にもたれかかった。

「こおろぎさんだよね」

「何だ? いきなり」

「……沢山夢を見たみたい」

「夢?」

「こおろぎさんを、敵だって。そう言ったんだ」

「……」

「嘘だよね。夢だよね」

 堪らなくなって胸に顔を押し付ける。

「どうだかねぇ……人間、いつ誰がどこで敵になるか分からないからなぁ」

「……」

「そりゃ味方では居てあげたい、いつだってそうさ。でも必要が出来ればそれは不意に叶わなくなることがある」

「……それも、過去からの教訓なの?」

「はは、おいさんには悲しい昔話がいっぱいだ」

 寂しい笑いが悲しみと一緒に口から漏れ出していた。

 いくつの涙を飲んだだろう。

 いくつの命を越えてきたのだろう。

 いくつの、いくつの……。

「ねえ、こおろぎさん」

「ん?」

「俺、覚えているんだ。昔の約束」

「約束? どれの事だ?」

「昔話の続きだよ」

「あ? ――ああ。それか」

「忘れてたの!?」

「違うよ、契ってきた物が他人と比べて明らかに多過ぎるんだよ」

 忘れるもんか、一つ一つはちゃんと覚えているんだから。

 そう言って猫にやるみたいに顎をくしくし撫でてくる。

「子ども扱いしないでよ。俺、もう大人だもの。もう続きを聞いても大丈夫だよ」

「ほんとにぃ?」

 そしていたずらっ子みたいな顔で微笑んだ。

「だぁいぶえっちだったらどうすんの」

「だ……いじょうぶ! 多分大丈夫」

「アンタの母さんだぞ?」

「だ…………いじょうぶ!」

「三点リーダの数増えてんじゃねぇか」

「分かり辛いネタは良いんだよ。ほら早く、早く!」

 子どもみたいにせがんで、その胴を力いっぱいぎゅうと抱きしめる。

「はいはい分かった分かった! 慌てなさんな」

 それに困った様な笑顔を返してくる。


 これで良い。

 このまま、このまま。


 * * *


 世界っていうのは悲しい。

 傲慢な奴だとか、罪を重ねてきた奴だとかは自然とその報いを受けるようにちゃんと出来ている。

 やっと幸せになったって、その罪が不可抗力によるものだったって、その裁きの日はちゃんと予定通りに訪れる。

 そう。あの食人鬼が最高に幸せな時間をやっと過ごせるようになった丁度その時、その運命は押し寄せた。


「運命?」

「お前さんも『百鬼夜行』は知っていらっしゃるだろう。山草家のチカラ全てをかけてどうにか抑え込んだ、あのひでぇ悪霊事件だ」

「あ……」

 覚えている。

 トッカが一番初めに教えてくれた一番重大な事件。

 そして今も時たま夢に見る、恐ろしい自分の姿。

「それが、どうしたの」

「十か、二十か……兎に角今ではそれ位昔になっちまったがな、黒魔術師に騙されて世界を守る宝玉が弾けた。もう一つの安全装置とも言うべき名のある神さえも黒魔術師の手に落ちており、逆にその神の力が悪用されて百鬼夜行は完成した」


「その危機を救う為にその少女は、己が命を張って亡くなってしまったんだ」


 ――、――。


 鬼はその少女を長い時の中で慕い始めていた。

 ある時に見せた弱々しい姿に自分が守ってやらねばと思った瞬間がある。


「それがあの時だったはずなのに」


『アンタはこっちに来ちゃ駄目!』

『テメェ、何言ってんだよ! 俺も戦う!』

『それでも駄目だよ、アンタじゃ無理だ!』

『そんな事無い! 俺だって、俺だって長い時間を過ごしてこんなに強くなった。人間何百人でも俺の敵じゃない位には』

『それでも駄目! お願い。使い魔なんだから言う事聞いて! アンタは戻って!』

『そんな事言って……手数が多ければそれだけ勝つ確率も増えるじゃないか』

『それでも駄目!! お願い、お願いだからいい加減いう事聞いてよ!!』

『でも――』

『じゃあその傷は何』

『……! これは……』

『私、知ってる。アンタがもうアイツに挑みかかってそれ相応の痛手を受けた事』

『……』

『もうそんなに血に塗れて。私、悔しいの』

『こんなの、派手に見えてるだけだ』

『分かんない? 同時に物凄く怖いって思ってる事』

『んぐ』

『そんな事言って。そのを負ってなお立ち向かえば今度こそ消滅してしまうかもしれないんだよ? それでも分かんないの?』

『……』

『そんな事してまでアンタはアイツに立ち向かう必要は無いはずだよ』

『それでも、それでも俺はこの身をお前に捧げると誓って――』

『じゃあ私の為に身を捧げる覚悟で約束して。今直ぐ帰るって』

『……』

『そうすれば私の目の前でアンタが消滅することは無いでしょう?』

『……ッ』

『私の目の前で大事な使い魔が消える事の方が大問題なの』

『……』

『だからお願い、私の言う事を聞いて。もう時間が無いの!』

『ッ、叶歌……! 俺は、俺はお前の事――!』

『「 」。それはまた今度にしよう、だって私は必ず生きて戻るから。生きて未来に生きるから。その時に聞くよ』

『……』

『だからそれまで取っておこう。その時は大人のお話が出来る位にアンタが成長して帰って来てね』

『……』

『「 」? 大丈夫?』

『よせ、じろじろ見んな』

『ぷ、はは! ええ!? 何て顔してるのよ!』

『お前は意地悪だ。意地悪で生意気だ! くそ、この野郎!』

『泣いてんのぉ!? やーい泣きべそかきー! そんなんじゃ団長さんはアンタを守ってやんないぞー』

『うるせぇ。お前になんざ守ってもらわなくったって俺が守ってやるんだ』

『はいはい』

『だからちゃんと帰ってこい』

『はいはい』


『じゃあね。また未来で会いましょう』


「……」

「結末はさっき言った通りだ。鬼が戻った先にあの少女は帰ってこなかった」

「こおろぎさんは――」

「ん?」

「こおろぎさんはそれをどんな気持ちで待ってたの」

「俺は……、……否、これは俺の話じゃない。名前も世から忘れ去られた馬鹿な食人鬼のちゃちな話だ」

「……」

 彼の腕はこの時ばかり固くてその顔を見る事が出来なかった。

 大きくゆっくりと上下するその胸の鼓動をとく、とくと聞きながらその想いを計らずにはいられない。

「これが、お前がこの世に生を授かるよりずっとずっと前の話。――即ちお前は生まれてきたんだ」

「……え」


 え?


「ちょ、え、ど、どういう事」

「今日はそれをお前に伝えに来たんだよ、和樹。待たせて悪かったな」

「な、え、どういう事!? どういう事!!」

「落ち着け。鬼にとってもとんでもねぇ事だよ。山草は少女の命を溶かしておきながら『それはよその家の事だ』っつってさっさと別のお嫁を貰って来たのさ」

「そんな話、聞いた事無いよ!?」

「じゃあ十五そこらの幼い少女の腹からお前が生まれていたってか? ……それこそどうやって」

「そ、それは」

「な、和樹。この世は汚い。汚い物だらけだ。小さくて弱いものだとか、正直で真っ直ぐな者達ばかりが馬鹿を見るように出来ている。お前を都合よく育てる為には甘美な記憶とまことしやかな嘘御託。それらだけ与えていれば良いんだ」

「そんなの……」

「……」

 自分と相対する彼の瞳も辛そうに揺れている。

 大波のような感情のうねりと、訳の分からない何かぽっかりとした穴のような物が、今だ信じられない事実と爺ちゃん達の豪快な笑顔の狭間で揺れ動く。

「辛いな。だが事実だ、受け容れるしかない」

「やだ。証拠が無い」

「証拠ならあるさ、お前に長良のチカラが継がれていない」

「……」

 理由としてはとんでもない程あっさりし過ぎていて、かつとても納得できてしまう物だった。

 自分に長良のチカラが受け継がれているかどうかについて考えたことが一度もなかった。

 つまりは、つまりはそういう事なのだ。

 信じたくは、ないけれど。

「俺があん時山草に対して滅茶苦茶に怒った理由分かったか」

「……」

 母さん。

 母さんはどこなの。どこにいるの。

 俺はどこで息すれば良いの。

「だがな、和樹。お前は良い子だ。本当に山草の家の人間か疑いたくなる位には」

 放心している俺の頬をつと、撫でる。

「あんな所から早くお前を救いだして俺が育ててやりたい位だ」

 撫でながら、頬をたらたらと力なく流れる涙をこおろぎさんが親指だけで拭った。


「な、和樹。俺はお前を――せがれみたいな意味合いで――とてもとても愛しているんだ」


「だから和樹。俺と一緒にどこか遠くに行こう。俺と一緒に逃げよう」


「俺ならあんな奴らの数倍愛してやれる」


「……でも、爺ちゃん達も俺を愛してくれているよ」

「そんなの分かんねぇ。今まで母親のことずっと騙されてきたんだろ。それがいきなり分かるようになるかね」

「でも黒耀とか、トッカとか」

「大丈夫だ、連れて行ったって罰は当たらん」

「それに夢丸はあそこから出れない」

「あいつも傷を負っているだけだ。お前が決心すればあいつだって動き出すことができる」

「傷……?」

「百鬼夜行は全員の心の傷だ」

 会話を重ねながら、こおろぎさんは何度も何度も愛し気に頬を撫でて腕の中にいる俺の顔をじっと覗き込んでいた。

 今までのこおろぎさんと少し違うような気さえする。

 そんな事をどこか冷静に考えていた。


 まるで俺じゃない遠くの誰かを見ているような……。


 それはやっぱり母さ――いや、叶歌さん、なのかもしれない。

 叶歌、さん。

 さん。


 ……。


「俺は、食人鬼とは違うが、矢張り鬼なんだ」

 地面に静かに横たえて体の上に馬乗りになる。

「だからこの世に居るだけで俺にとってはちょっとした毒だ」

 頬から始まり、滑らかに滞りなく体がその広い手でなぞられる。

 逆光の中その艶やかな瞳がただ美しく感じた。

「それはきっと、お前も同じなんだろう」

 指先が喉仏をなぞり、そのまま両の手が、首に。


「痛みなく逝かせてやる」


「一瞬だから、大丈夫」


(つづく)

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