木曜日の氷

ピチョンッ♩

グラスの水に目をむけた。

確か、グラスあたりから、何かが跳ねたようなかわいい音がしたから。


でも、置いてあるグラスに変化はない

気のせい?


しばらくして、またかわいい音。今度は少し高めで一瞬。


グラスをみても、やっぱり変わらない。


けれども確かにグラスがあやしい。


一瞬を見てみたくて眺めていたけど、もうその時はやってこなかった。


一瞬をとらえるのはわずかなラッキーであり、いつか必ず見てみたいと思った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る