応援コメント

第15話 影蝙蝠」への応援コメント

  • 読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
    早速ですが感想を。

    第1話ですが、失敗していると感じます。
    複数の登場人物による激しい戦闘シーンは諸刃の剣です。
    登場人物を知らない内から次々出しても、全く理解が及ばないからです。
    結果、何が起こるかと言えば混乱だけになり、初っ端で離脱する人を増やす事になります。

    世界観を示されていないので、集中できないのも問題でしょう。
    魔法がある、魔獣が居る、獣が居る、などはあってもどんな世界なのか、序盤で示すべきものが無いと、どこの舞台で何が起こっていて、どんな統治機構を持っているのか、情報が無いままに進まざるを得ない、となると読み手はストレスになります。
    キメラを作っている連中も何者か、全く示されていないので、それも問題でしょう。

    戦闘シーンから唐突に現代に視点が移動しますが、少々冗長さを感じさせます。
    もう少し文章を整理し必要な情報を描くようにすれば、途中で読むのを諦める事も無くなるでしょう。

    第1章をここまで読んで、やはり長いと感じます。
    施設であろう中の探索を描写し、どこで襲われるか、はたまた無事に逃げ果せるのか、緊迫感を持たせたいのは理解しますが、ダンジョンゲームよろしく、先へ進まないのは早い簡単な展開を好む層には敬遠されます。
    説明も多く物語が進まないのはマイナスでしょう。

    三人称が一人称擬きになっていて、客観視点と主観視点が混じり過ぎるのも、文章としては少々難があると感じます。
    客観視点と主観視点が混ざっている例として。

    「客観的な視点で状況を見ていた修二には何が起きたかが分かった」
    「老人の暗く湿ったような笑い声が耳についた」
    「聞き取れるようになった事に気がついた」

    三人称は客観視点なので、主観でしか知り得ない事は本来書けません。

    戦闘シーンなどはそれなりに描かれていると思います。
    ただ、主人公の姿を想像しにくいので、その点で戦闘シーン自体も少々分かり辛さを感じます。

    文句ばかりになりましたが、文章を整理し必要な情報は早い段階で明示すれば、もう少し読まれる作品に至ると思います。

    以上、ネタ自体は悪くないので、あとは描写や文章の問題であり、それらは技術的なものですので、書き続ける事で上達する部分でもあります。
    これに懲りず読み手を意識して書き続けてみてください。

    作者からの返信

    貴重なご意見誠に参考になります。
    やはり一章自体をプロローグ的な立ち位置にしたのは冗長でしたか…。

    最初の戦闘シーンは本来無かったんです。
    ただ普通に滑り出してみても面白みがないのかなと思って書き足した部分です。
    おっしゃる通り諸刃の剣でしたね。
    説明を入れるとネタバレにもなるかと思いかなり省いたのですが、今回は悪い方に転がっているかと。

    かといって、この一章自体を全て書き直すとなると、それはそれで問題がありそうです。ただ全体的にもう少し纏められたらとは自身でも思っています。

    修正に関してはどのようにするのが良いと思われますか?
    今後についてはご指摘いただいた点を踏まえて書いていくにしても、既に投稿したモノを修正するとなるとどう手を付けていいか分からないのが本音ですね。

    今回は大変為になるご意見を頂けて本当に感謝の極みです。
    どうもありがとうございました。
    第一章の修正案について、何かいい案があれば教えて頂けると幸いです。