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『侵略される砂漠』ルドゥスの支配領域
・状況
暑く、乾いた砂漠です。ここは白夜で、常に太陽が空に浮かんでいます。
砂は赤茶色で、粒は思ったよりも大きめです。そんな砂により、地形は起伏に富んでいて、砂丘や流砂があります。
その砂の下には石の遺跡が点在していて、井戸の跡地などが見られるため昔は自然豊かで水もあったことが伺えます。
当然生物はいません。砂の下を掘り返すと人が持ち込んだらしい、比較的真新しい物資などが見つかることもありますが、一切死体が見つかりません。
魔法に通じているのなら、この場所が、不自然なほど魔力が枯渇しているとわかります。なので各種魔法の効果は激減します。
・外見
ルドゥスは自立行動するミイラです。
外見としては黄色い包帯を体に巻き付け、黄金の装飾品を身に着けて、その手に先端が輪になっている金属の杖を持った、乾いたアンデッドです。包帯は人の皮を加工したもので、生前の自分のものです。
単体で見ればそれだけで大して強くないのですが、ルドゥスは必ず軍団を率いています。
その構成は自身を『王将』とする、将棋の駒に似ていて、人だけでなくラクダや馬、犬に猫も含まれます。
・性格
アンデッドゆえに自我と呼べるものはありませんが、それでも最後に受けた命令である『軍勢を増やし侵略せよ』を遂行し続けています。
陣形などのある程度の軍事知識は持っていますがどれも古く、応用も利きません。
また『王将』である一体だけが全体を動かしており、この一体が破壊されると残りは自動的に躯に戻ります。
・能力
中心である『王将』は死にたての死体をミイラに加工し、自身の軍勢の駒に変える能力を持ちます。
ただしこれは画一的なもので、応用や発展ができず、素材がどんなものでも、能力が『素人』でも『伝説的英雄』でも、まとめて『よく訓練された軍人』の水準に固定されます。
将棋、と表現される軍勢ですがその規模はこれまで侵略してきた領地の広さに匹敵します。
戦う相手がどれくらいの規模なのかはダイスロールで決められます。
『1』は通常の将棋です。
『2』は中将棋です。
『3』は大将棋です。
『4』は大大将棋です。
『5』は無上大大将棋です。
『6』は大局将棋です。
構成する駒は可能な限りにそれに寄せてあり、相応の武器防具を身につけています。ですが違う種類だったり足りなかったり多かったりとただの目安でしかありません。
この全員が情報を共有し合っているため、連携は抜群に取れています。
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