少し不思議な、されど疑問に持たなければならない。そんな話。

読めば読むほど謎が深まり、謎が解け、考えさせられる物語です。

中々謎は解けませんが、推理力が鍛えられるだけではなく、当たり前のようなことに疑問を持たせてくれる。本来このような作品がなくとも、知をもった人間が考えなければならないものですが、その切っ掛けをくださいます。

さて、野ウサギのように動物さんの訪問もありましたが、主人は人同様に接していたのが印象的です。

そして、一つの話の区切りがくると、決まって友人と呼ばれる来客が現れる。
客人とはどこか違う彼。少し異質な主人。
何かしら事件を裏に抱える客人。

読み返せば読み返すほど奥が深くなる不思議なお話を皆さんも紅茶片手に堪能してみましょう。

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