第3話 朝から大変!?②

陸くんの無意識の行動はノックアウト寸前だった私の心にクリティカルヒットし、私のライフはゼロどころかマイナスである

だが気持ち的にはマイナスなんかじゃなくて、むしろ幸せすぎてプラス面に限界突破しそうだ

でも心の準備が出来てないから心臓に悪いという点ではやっぱりマイナスで……


って何言ってるんだろ私、とりあえず深呼吸して落ち着かないと











それがいけなかった



陸のベットの上で陸に抱きしめられながら深呼吸するとどうなるか






(り、陸くんの匂いがぁぁぁぁぁ!)


彼の匂いがするのは当然である


(あぁ、この匂いだめぇ…)

そう思いながらも1度やり始めたら止まらない麻薬のように、もう自分の意思では止められず





スンスン、と




「ふぁぁぁ」


変な声が漏れてしまった

でもそれはしょうがないと思う、陸くんからいい匂いがするのが悪いんだから(自分のせい)


陸くんからはふわっと甘くてちょっと汗の匂いがして吸い込むと頭がぽーっとしてくる上に、もっと吸いたくて過呼吸を起こしてしまいそうになる匂いがする



…………うん、麻薬だね(凛限定)


麻薬ならしょうがないよねと#開き直っ__思考放棄__#て、もっともっとと陸くんに引っ付き匂いをクンカクンカする


「ふぁぁっんっんぁっ」


体を引っ付かせながらそんなことをしていると、ふとあるものに気づく




お腹に当たる大きくて熱いものに




「え……?………あ、あ、あぁぁ…!」


ボンッボンップシューと


幻聴が聞こえそうなほどに顔を真っ赤にする


とそのとき








「くぁぁぁぁ…………え゛!?」






ちょうどタイミング#良く__悪く__#陸が起きた、いや、起きてしまった








「「………」」


少しの静寂の後











「キャアアアアアアアアアッッッッ!!!」


「うわあああああああああッッッッ!!!」



陸の部屋は混乱を極めた





「「ご、ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!!」」



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