アムブロシアー

剣は折れ、盾は破れて

私は地を赤く染めて倒れる

私にとどめを刺そうと

刃を突きつけるもう一人の私に

苦し紛れに呟く


「ふ……成長したな

……よかろう

好きにするがいい……

だが……いつか

後悔する日が来るぞ……

主に……検診の前後にな……」


そうやって

理性を司る自分を

熾烈な戦いの末に倒して

深夜に食べるラーメンは

背徳のアムブロシアー

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