〜繰り返し〜

テロも白命も居なくなっても、世界はその運命を繰り返していた


そんな新たな世界のほんの一瞬の運命の中で

そんな運命を繰り返さないように

この世界の運命を記るした永久に滅びることない文献をつくった者たちがいた


それを作った文献はその意思を継ぐように確かに滅びることなく、繰り返される世界に受け継がれたが、結局人の業が崩壊への運命に導いた


そしてその文献が出来てから無限とも言える回数世界は誕生と崩壊の運命を繰り返した


そんな世界の運命の中で、ある世界はその運命にあらがおうとする者たちが多く集った

その者たちは世界を崩壊させないため

残された文献を元に必死に考えた

そして世界そのものに世界が崩壊しない未来を祈ることにした


つまりテロの力とほぼ同じ、あの力を使って世界の運命を止めようとしたのだ


祈り続けてから少しして、世界に変化があった

緑が凄い勢いで生まれるなど、奇跡に近いことが起き始めたのだ

それを見た人々はこれで、世界の運命から解き放たれたと思った


しかし世界にいる人の業はそう簡単には消えなかった

奇跡が続くのを見て、目が眩んだ者達が祈る力を悪用しようとしたのだ

結局テロと同じ力を手にした一部の者達が、世界を支配しようとして崩壊させた


結局その世界も再びあの過ちを歩んで崩壊したのだ


結果として、そう何度も繰り返す…

その終わらない悲しい運命を変えるため

そんな運命を記るした文献を作っても…


また今回も世界はあの過ちを繰り返し崩壊に向かうのだった・・・


そんななんども繰り返される世界から考えられるのは、当たり前ではあるのだが

〝全ての人の考えを同じにすること自体

まず無理だったのかもしれない〟と言うことだ


それは人が人を支配する欲など

人の業が消えることはないからである


だからテロと白命が生んだ

あの力を消してから、無限に近い繰り返された世界にまた、テロの残した力は目覚めてしまったのだろう


その力が世界の歴史上、もっとも世界の崩壊を促進させる人の業が生み出した、最悪の産物だとしても


世界は運命に導かれるようにまた生み出すのだ

あの〝テロの神様〟と言われる存在を

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