予知夢(後編)

淋漓堂

夢の始まり

第1話

 俺はあまり夢を見ない


 いや、見ているのかもしれないけど、朝起きると全くと言っていいほど忘れている


 その日は珍しく夢を見た


 数日前から会社に出てこなくなった同僚――玲


 彼女が微笑んでいた



 夢のはじまりは


 彼女が桜の枝に吊るされて微笑んでいる情景だった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る