滝森探偵事務所 ~ 高校生探偵雇いませんか?~ ≪天文編≫

神崎 あやめ

プロローグ

 「……ごめんね、2人共……」

 1人の少女がベッドのところに座りながら近くに飾ってある1枚の写真を手元にとって呟いた。

 写真には笑顔で写っている自分と友達だろうか学校の教室で撮ったと思われる背景が写っている。

 しばらく1枚の写真を見ていると少女の瞳からだんだんと涙が溢れ、もう一度、『ごめんね』と呟いて少女は近くに自分で置いておいた、小さなビンを手に取った。瓶の中には、小さい玉というより何かの薬だろうか、白い錠剤がたくさん入っていた。

 少女は瓶のふたをとり、左手のひらに瓶の中身を白い錠剤を出した。

 左手のひらには、通常は3粒くらいの年頃の少女が手のひらには、3粒以上のもう、何粒、瓶から出したのか分からないほどの白い錠剤が手のひらにのってあった。

 少女は、手のひらにのった分の白い錠剤を一気に口に入れた。

 そして始めから用意しておいた水を口の中に押し込んで、そのまま少女は静かに自分のベッドに横になり、眠り込んでしまった。






****

読んでいただきありがとうございます。

始めての方→これからも読んでいただければ嬉しく思います。

読んだ事がある方→また、振り出しかぁ~と思うかと思いますが読んでいただければ嬉しく存じあげます。何とぞ、よろしくお願いします。

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