甘々で面白い。キャラも魅力的。

主人公やヒロイン以外のキャラも魅力的でとても面白かった。

互いに思い合うカップルを丁寧に描いた良作である。

また随所に砂糖をまぶした甘々加減も良い。

登場人物もむやみやたらに増えず程よい。

また安易なハーレムにならない点も良い。








↓↓ネタバレ含む↓↓

以下は書籍版を読んだ感想である。

批判的な意見ではあるが、以下の意見を差っ引いても素晴らしい小説である事は間違いない。


書籍版を5巻まで読んだ感想としては主人公とヒロインの最後の選択に一社会人としては大きな違和感を感じた。

高校出たての学生がいきなり大企業の秘書のモノマネをするのは設定としてリアリティに欠ける。

一般的に会社の跡取りは大学を出てから下請けやグループ会社などで平社員として働いてから跡を継ぐ企業で働いた後に役員になる事が多い。

なので離れ離れにならず普通に同じ大学に留学すれば良いのになと思った。

社会人になってからの4年と大学の4年は全く価値が異なると思う。

作中の別の跡取り娘も海外で学んで帰ってきているのだから。
個人的には同じ大学エンドが見たかった。
（これは個人の主観である）

端的に云うならば社会人経験者から見た時に主人公達が離れ離れを選択する理由、必然性、説得力が薄いと感じた。

また卒業後に婿養子になる事を前提に借金を肩代わりしてもらっているのに前提を主人公が変えてしまうのは些か誠意に欠けると感じた。