知恵の書

ヒガシカド

知恵の書(日本語)

 私は今図書館にいる。それというのもある本を探しに来たのだ。その本は「知恵の書」と呼ばれている。なんでもその本には全てが記されているという。

 正直信じがたい噂だ。全てとは何を指すのか?この世界の森羅万象か?噂が真実だとすれば、誰にそのような本を書くことができるのか?神か?

 しかし森羅万象の中には現在や未来も含まれよう。執筆は終わるはずがない。もし執筆が既に終了しているならば、それは…私の存在が森羅万象に含まれない、真実ではないことを意味する!ハハハ、有り得ない…愚かな考えだ…まさかな…

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