文章問題の文章の問題

数学の問題文に対して、「なぜこんなものを求めなければならないのだろう」「なぜこんな言い方をされなければならないのだろう」と疑問を、あるいは数学が苦手な故の反発を抱く人は少なくないだろう。
本作では、そんな数学の文章問題への反抗を主人公が矢継ぎ早にまくし立てる。
果たして、数学そのものの化身とも言える相手を言葉で論破できるのか。
「そうだそうだ!」と言いたくなる数学あるあるとも言える内容はテンポもよく、痛快ですらあった。