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    第2話 冬を忍んで咲く花はへの応援コメント

    亡国で失われていく者たちと、最期にもの悲しさを感じました。

    関東軍情報部(ハルピン特務機関)が置かれ、満州謀略の中心地といえばやはりハルピンかと思いますので雰囲気抜群でした。
    それと、史実を踏まえたマニアックな部分だ、と思うのですが、五○二部隊(機動第二連隊)はいわば関東軍の特殊部隊だった部隊ですよね。ソ連側のブラックリストに載っていた五○二部隊将校の結末を考えると、謀略の世界に身を投じ、かつ本名が漏れていた主人公は生き残っても苦難しか待っていないだろうな、この最期は果たして幸せだったのだろうな、かとも考えてしまいます。

    心に残る物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    こちらこそ、お読みくださり、ご感想をありがとうございます。はい、作中の五〇二部隊は、隊員の経歴が抹消された実在の特殊部隊です。戦後、引き揚げ話にはソ連兵の怖い話がついて回りますが、占領した町ではスパイ狩りが行われたと言うのも、あまり語られない事実であったりします。過酷な世界でした。玉砕を賛美するつもりはありませんが、密草の最期は彼らしい最期ではあったと思います。