第2話 人助け

「君。ちょっと待っててね。」


「おらぁ」と言いながら、男二人が殴り掛かろうとする。

しかし、隼人はそれを避け男に腹パンを食らわせてノックアウト。

二人目はそのまま、腹に蹴りを入れる。


男達は、横になりながら呻き声をあげるが気にせず、女の子の駆け寄った。


「大丈夫か?」

「助けていただきありがとうございます。」と笑顔を向けてくれた

(おぉ…確かに可愛いな。この子。男たちがナンパするのも頷ける。)


「それは、大丈夫。ケガしてない?」

「大丈夫です。ケガはしてません。」

「そうか。じゃあ気を付けて帰りなよ。」と帰路につく。


思い出したように、

「あっ、ちょっと待ってください。お礼をしたいのでお名前教えてください!」と、

聞こえたが、歩きながら手を振り返してその場を去った。


隼人は、もともとは、人と関わることが好きだった。

しかし、今は人と関わることが好きではない。

それは、隼人が子供の時のある出来事が関わっている。

それを話すのはもう少し先のことになるかもしれない。


コンビニから戻ってくると時計は19時半になっていた。


ふぅ…とりあえず、ごはん食べて風呂入るか。

なんだかんだやって、夜23時頃


明日も学校だし寝るかぁ…


今日が、隼人にとってゆっくり学校生活が送れる最後の日になることも知らずに…

眠るのであった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る