ユエちゃんの設定が少しずつ明らかになるたびに、どんどん面白くなっていきます。よくこんなこと思いつくなあと感心しきりでした。とても楽しかったです。
西洋史とかクラシック音楽とかが好きな坂東武者。
「1.平麵」の食事シーンの時点で、文章の上手さがびしばし伝わりました。なんでもないシーンで引き込むスキル、語彙の豊かさ、端々に混ぜ込まれた不穏さ。先が気になるぜ!とばんばん読み進めるのではなく、1日…続きを読む
まず文章全体に漂う『和』な雰囲気に浮いてる『西洋』な主人公が「たまらない」と感じましたね。このチグハグさ、小説全体で見れば言葉は非常に少ないものの「必要な分だけ置いている」と感じる文字の置き方や、ル…続きを読む
なかなか見ない世界観に、妙に心が躍ったのは私だけではないでしょう。とあるものを「目に宿す」少女を中心に描かれる物語。猫の右目にヒトの左目。大きな平笠をかぶった西方の呪い師、ユエ。大きな平…続きを読む
独特のファンタジーが舞台で、それが雰囲気のある文章で語られています。 そして主人公のユエが、その雰囲気に合った、独特の舞台ならではのキャラクターとして描かれているのが魅力ですね。 最初は謎の…続きを読む
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