第2話 ログインして…

「ただいま。」      


「おかえりなさい。」


そう言うと、キッチンの方から聞こえてくる母親の声を背に、自分の部屋にむかった。部屋に入ると直ぐに着換え、電源を入れる。某アニメみたいに何かキーワードを声に出すわけでもないので、ハードの音が部屋に染み込んでいった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






《ICOへようこそ。プレイヤー名を教えて下さい。》


あー、そういえばそんなのあったなー。こういったゲームをあまりやってこなかったので決めてなかった。


「う~ん…。まあ、ミミズクで。」


《ありがとうございます。それでは、ミミズク様これから25個の質問にお答え下さい。》


いや、多いなそんなに聞くことあるのか?よくわからんけど。


《なお、この質問の中にキャラメイク、パスワードの設定等も含みます。》


なるほどー、それならなっとくできるかも。


《それでは質問を始めさせていただきます。》


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る