最高の朝

会話のテンポが本当に心地良い短編。主人公が心を寄せる相手がちょっとダメな先輩というのも良い。不完全な二人が、とにかく真夜中に面を合わせて餃子を食べる、という点に全力を尽くしているから、ラストの鮮やかさがいっそう際立つのだと思います。時々気分転換に読み返したくなるような、気持ちがいい晴れた朝、窓を開けて深呼吸したくなるような素敵な作品でした。ぜひ!

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