異世界転生を通して、現代を見直す話

レビュータイトルのような感想を持ちました。92話で、主人公が「差別はヒューマン全体の罪です」と裁判で主張する箇所が、一種のクライマックスだと思います。
主人公や、主人公の兄にも友人や大切な異性が現れて、これからも主人公達の青春が続いていく事を示しながら物語は終わります。そして主人公の目を通して、我々が居る世界を見つめ直した、読者自身の生活が始まる。そんな作品です。