真白き鶴は飛ぶ

真っ白い雪原の上に、切なく静かに感情をこぼしていくようなお話でした。
手紙を書くような明確さでは伝えられない気持ちを、折り鶴はたしかにあらわしているようでした。

何か言ったら負けてしまいそうな、ぴんと張りつめた読後感。
泣くことも声を失うこともできるラストだと思います。

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