第2話 暇で座っててやることあるけど恐い

走る元気はあるけど、何処に走っていけばいいかわからない


明日へ来週へ一ヶ月後へ、そして一年先へ行きたいけど、時計の針は二十二時四十五分


試験のときは一ヶ月前に戻りたくて、どうしようもなくて


あのときあのとき、戻りたい戻りたいと思っていた


このときが過ぎて、明日へ行って

、明後日へ行って


行って、行って、行って。


弱い俺は流されて、でも少しは踏ん張って、少しは前に行けるんじゃないかと、思う。


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