さようなら、世界

目の前は一面の青。空は遥か彼方まで続いている。

風が頬を撫でる。髪が揺れる。

大きく一度、深呼吸。

あと一歩。一歩踏み出せばいいんだ。

「さようなら世界」

そっと呟き、一歩踏み出す。


翌日、赤い塊になった少女が見つかった。

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