レッスン2 考えを深めよう!

白紙メモ②

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(書きたいのは?)

・戦う女の子:キャラ

・お姫様を救うヒーロー的なことをする:ストーリー

・ならお姫様も:キャラ

・和風がいいな:舞台設定

・でも古臭い感じは嫌:舞台設定

・敵はイケメン。ぶっ○す!:キャラ


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み「ここまで書けたけど、これ以上は思いつかないなー」


俺「確かに、これ以上何かひねり出せって言われても」


先「最初はそんなものよー。大事なことは自分の頭でオリジナリティのある何かを生み出すことだからね。そしてひねり出した考えからさらにネタを作っていくのよ」


み「でも、これ以上は何もかんがえられないですー」


先「今度は発想じゃなくて、今出してネタをさらに深みを出していくの」


マ「ブラッシュアップ?」



レクチャー2 考えを深めていこう!



先「例えば、今出したネタの1つについて、私がちょっとやってみるね」


白紙メモ③

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(書きたいのは?)

・戦う女の子:キャラ

・お姫様を救うヒーロー的なことをする:ストーリー

・ならお姫様も:キャラ

・和風がいいな:舞台設定

・でも古臭い感じは嫌:舞台設定

・敵はイケメン。ぶっ○す!:キャラ

(ネタだし)

戦う女の子 ← ・どんな女の子? 性格は? 見た目は?

        ・何を使うの?

        ・どうやって戦うの?


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先「大事なのは今出したネタに対して、なんでもいいから疑問を浮かべることね。ここをサボって、まあ適当で大丈夫でしょ、ってすると、いざ書き始めた時に、決めていない設定を使わなきゃいけなくなる。その場のノリで新しい設定つくると矛盾もでてきちゃうから、できればあらかじめ設定はつくっておいたほうがいいよ」


み「確かに、こうして字にしてみると、今抱えている問題点が分かりやすいですね! ちょっと考えてみます。まずヒーロー的なことをするなら、嫌味っぽくない主人公が必要だし――」


俺「なるほど。自問自答しながら設定を練っていくんですね」


先「だって自問できるような設定だったら読み手はもっと疑問に思っちゃうでしょ。まずはできる限り、設定に隙がなくなるようにしないとね」


白紙メモ④

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(書きたいのは?)

・戦う女の子:キャラ

・お姫様を救うヒーロー的なことをする:ストーリー

・ならお姫様も:キャラ

・和風がいいな:舞台設定

・でも古臭い感じは嫌:舞台設定

・敵はイケメン。ぶっ○す!:キャラ

(ネタだし)

戦う女の子 ← ・どんな女の子? 性格は? 見た目は?

        ・何を使うの?

        ・どうやって戦うの?

性格はクールだけど素直で向上心が高く。

見た目はショートヘアが良き。

和風だって言ったし、やっぱり刀を使ってみたいな


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先「その調子! そしたら他の設定はみかんちゃんがやってごらん」


み「はい!」


白紙メモ⑤

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(書きたいのは?)

・戦う女の子:キャラ

・お姫様を救うヒーロー的なことをする:ストーリー

・ならお姫様も:キャラ

・和風がいいな:舞台設定

・でも古臭い感じは嫌:舞台設定

・敵はイケメン。ぶっ○す!:キャラ

(ネタだし)

戦う女の子 ← ・どんな女の子? 性格は? 見た目は?

        ・何を使うの?

        ・どうやって戦うの?

性格はクールだけど素直で向上心が高く。

見た目はショートヘアが良いな。王子様的な感じで

和風だって言ったし、やっぱり刀を使ってみたい


お姫様を救うヒーロー的な ← ・何から救うの?

               ・どうやって救う?

               ・格好いいヒーローって?

お姫様 ← ・どんな女の子? 性格は? 見た目は?

      ・主人公とどんな関係?

和風がいいな ← ・そもそも和風って何!?

古臭い感じは嫌 ← ・着物とか忍者とか、日本っぽい要素

           を出しつつ、現代、未来っぽい世界観

           ……機械を出せばいいかな?

敵はイケメン! ← ・そもそも敵と味方が相対する理由は?

          ・どんなイケメン? 性格は?

          ・主人公とどう出会って。戦いになる?

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み「こんな感じですかね……?」


先「そうそう、後は今『?』がついているところを考えていけば徐々に世界観やストーリー、キャラクターの原型が出来上がってくるよ」


マ「分かったぞ。つまり料理を作る材料をまずそろえている感じか」


先「料理に例えるならそう言うことだね。でも食材と違ってこっちはいくらネタがあっても困ることはない。まずは使えそうな材料を一杯揃えてから、次にレシピを考えていくの」


(レッスン3 ストーリーを作ろう①へつづく)

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