第4話 7月マグリット『ピレネーの城』

 (ウェブにて <マグリット ピレネーの城 画像>で検索してみてください。交互にでも眺めつつ、お読みください)


 はわわわわ…

 マンガのようなセリフでまずは失礼します、見渡す限りの絶景とはまさにこのこと、大気は薄く、雲は添え物、なりよりここは高すぎですっっっっ!

 お化け屋敷だった前回を払拭するための大空回なのですが、どうでしょう、クリフハンガー、手すりなしはビビりのアタシにはキツすぎですね!


 そもそもなぜこのようなところにお城なのでしょう。それも山の上ならいざ知らず(あえてです)、海、どでかい巨岩上、しかもドーンとお空に浮かんじゃっています。ぼっちになりたかったんでしょうか。ならいいお友達になれそうです^_^

 孤高感バリバリなんですが、そこはかとなく、神聖さとか神秘性が感じ取れらるんですね。それもすねこすりの親しみがあるという。ポップでキャッチーなんですよ。比べてチベットの秘境院とかはそれはもう隔絶しているじゃないですか。人間って最低も最高もなんとなくの安定も求めちゃう、メンドい生きものなんで、このチグハグなメンタルは理解できるものがありますね。

 無常感は脇によけておきます。浸るための美しさもどっか行ってください。

 奇想建築は人類の思わずの吐息、とひとりで勝手にスローガン掲げちゃっているんで、シェアして膾炙しちゃうのがこれからのアタシたちが取れるオプションなんじゃないかな、それがブログのきっかけでもあるんです。


 鳥ではなく衛星になったアタシは身体全体でこの世界をまんま受けました。どこまでもどこまでも浸透しそうでしきれないもどかしさは払いきれない恐怖感とためらいがほんのちょっぴり占めていたからです。アタシは一部になるより、つまりひとつになるよりは、寄り添いが性に合ってます。


 ランチの場所どりで押し入ったんですが、中はそうですね、想像した人それぞれで違うんです、アタシは摩訶不思議なこんなところに階段が!っていうファンタジーの古代遺跡で、冷たき存在感に押されたのか、踊り場でしょうか、不意に足を踏み外してハプニング発生!!跨ぎダイブを緊急決行したんですが、レイヤー越しに、見ちゃいました。スケールがリズムを刻んで自在してるんです。言葉と感覚がクロスオーバーしてクオリアが創発に掛け合いしてました。美のカテゴリに係ると、以前の仕事用の他所行き言葉になっちゃうのが悔しいんですが…どうか雰囲気でお察しください💦

 とにかく身体のあちこちに突き刺さったんです。

 これは棚からボタモチ、思わぬ収穫に、妄想が爆発してバーチャルのアクションアドベンチャーゲームに見立てて、あちこちでポーズをつけて自撮りしちゃいました☆


 今日はチョイスを誤りました、冷やしつけ麺に、これは良かった、ホットレモンティー。場所は奥まった開けた謁見の間です。どこに陣取ったかはご想像ください❤️啜った音が思ったより響き渡ったのにチョットびっくり、思わず知らず全開ほっこり。


 最後に想像の雲をつけたして、名残惜しいけどさっさとその場を後にします。


 あらためて。城だから様になってるんですね。







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る