応援をお休みする日
星の数ほどある作品の中から、お気に入りがたくさん見つけられたのなら、とても幸せですね。読書三昧です。今回のお話は、運よくそんな幸せを手にしたわたしが、ふと「もしかすると、危ないかもしれない……」と感じたことをお伝えします。
多くのすてきな作品にふれ、エピソードごとに心が動いたとき、ひとつひとつを応援したくなります。ですが、作品の数が増えると、「読む」という応援に疲れがつきまとうかもしれません。そうなると、せっかくの物語が楽しめなくなってしまいます。
「応援」を語るエッセイでありながらそれに反するようですが、疲労に負けそうなら、その日は応援をお休みしましょう。もしあなたが、『物語を書いてみよう』と、書き手として歩み出したときは、書きたい気持ちを押し込めてまで応援しなくてよいのです。『読み手としての応援は、また明日』と、楽しみは翌日に。
Web小説はデータなので、紙の本のようにはいかず、本棚からいつの間にか作品が消えることがあるかもしれません。わたしは、一度だけそれを経験しました。続きを読もうとしたらエラーが返され、作家さんも作品も、検索にヒットしなくなったのです。しかし、それを心配して、追われるようにして物語を読むのは、ちょっと違いますよね。突然の消失はそうそう起こらないと思いますので、ご安心くださいませ。
お気に入りの物語は、あなたの心が「読みたい」と言ったそのときに、ゆっくりと読みましょう。作家さんも作品も、そうしてもらうのが一番うれしいはずです。
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◉Point
疲れたら応援をお休みする。
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つづく
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