第18話 ヨゼフィーネ・フェルスホール

この目の前にいるアマゾネスの・・・まとめ役?今は国の将軍みたいだが・・・


王妃様が姉?

顔は似てるけどさ・・・・


王妃様、この妹さん?と雰囲気まるで違うな。


あ、王様40歳、王妃様も40歳らしい。

40前と思ってたけど、そりゃあ長女が25だったら、産んだのが15だよな?なら40は納得だ・・・・


注)この世界では15で結婚するのが当たり前です。


身分のある人の子供なら、産まれてすぐに婚約あるあるです。

男が10歳で童貞卒業もあるある・・・・らしい?

流石に女性が10歳では無理があるので、逆算して15歳で産めるように・・・・は普通にあるある。



「あ、もしかしてランナル男爵は、処女でないと抱けないとか?」


「は?そんな事は・・・・無いぞ?ほら・・・アルデホンダがそうだろ?」


「ああそうでした・・・もしかして私はもう蚊帳の外かと思ってましたから・・・・娘を差し出す必要があるのかと・・・・あ、言っておきますが、娘もその気ですから、今回同行してますから、処女が入用でしたら、すぐにでも引き渡しますから。」


・・・・え?この女性・・・そんな大きな娘がいるのか?そうは見えん・・・・


「ちなみに私は35です。姉は40ですからね。もしかしてアラフォーは駄目ですか?はやり娘を・・・・」


「一寸待て!今は国の一大事だろう?何でそんな事を、しかも俺の妻の目の前で言うんだよ?」


「・・・・私の夫も先立たれましたの。この身体はもう、それはそれは毎夜さみしいのですよ。」


泣いていい?


「そう言った話は後でしてくれ・・・・で、あんた、名前とかどうなんだ?身分とか知らないんだけど・・・・」


「これは・・・自己紹介がまだでしたね。私はこの国で将軍職を排しているヨゼフィーネ・フェルスホールと申します。現在35歳未亡人。3人の娘がおります。15と13と11です。身分は準男爵ですわ。」


「あんた・・・その、とても35には見えないな・・・・というか15の娘がいるって、言われなければ信じられないんだが。」


「まあ、お世辞でも嬉しいですよ。年相応かどうか、今度ベッドでお試しあれ。ランナル殿との間に子をもうけるのは大歓迎ですから、気になさらずご堪能を。」


「・・・・なあ、さっきその話は後でしてくれって言ったばかりだよな?」


「申し訳ありません。アマゾネスのサガですから、お気になさらず。」


もう突っ込むのは止めとこう。


「いつでも突っ込んでいいのですよ?」


その恰好で言わないでくれ・・・・というかなんでその恰好?折角綺麗な肌してるのに、戦場でそんなに肌晒してたら、何かと大変だぞ?


心の声が聞こえたのか、声を出していたのか・・・・


「・・・・ランナル殿は、アマゾネスを誤解しておられるようですね・・・・その腰に刺している剣で、私を切って下さい。理由がわかるはずです。」


・・・・ええ?そんなの出来っこないだろ?


「仕方ありませんね・・・・誰か私を切れ。」


「は!母様行きますよ?」


「かまわん・・・・ズバッとやれ!衣装には傷つけるなよ?」


あ・・・近くに娘がいたのね。


で・・・・俺が止める間もなく、ヨゼフィーネという女を母と呼ぶ娘はその・・・・あ、一寸なんで胸当て取るんだ・丸見えだ・・・・胸から腹にかけて、ズバッと、もうズバット切ったよ。しかも相当深い・・・・


「うぐ・・・・ど・・・・どうですか・・・・わたくしの・・・・は・・・・」

胸見せたかったのか?そう言いつつ、倒れたぞ?というか何て事するんだ!

加減があるだろう?


「おい・・・死ぬぞ、やりすぎだ・・・・」


俺はその娘さんに声をかける。


「この程度何て事ないです。こんなので死んでたらアマゾネスやってられませんよ?」


何て事を・・・・そう思っていたら・・・・


ああ・・・・何て事だ・・・・切った所がどんどん塞がっていくじゃないか・・・・


見る見るうちに回復していくぞ?


で・・・おお!すげえ!魔法使ってないのに、治ったぞ?


「どうですか・・・・ランナル様、私共が、この衣装で問題ないのが分かっていただけたかしら?」


「わかった!わかったから胸当てちゃんと装着してくれ!」


「ですが・・・・一人では無理なのですよ?装着しなおして下さらないかしら?」


「・・・・娘にやってもらえ・・・・」


いかん、目が釘付けだ・・・・


「仕方ありませんね・・・・」


何でこっち向きながら直させてるんだ?恥じらいをだな・・・・


「恥ずかしがってはアマゾネスはやってられませんよ?」


「なあカチヤ・・・・俺心の声駄々漏れか?」


「それはもう・・・・障壁が何もない状態ですね・・・・多分全て漏れてますよ?」


うわ・・・・

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