膨らみ続ける疑問


 私から見て。


 母と姉の結びつきはとても強かったです。


姉と母はのんきにお茶している中。


 私だけ、勉強・習い事。


なんで私だけするんだろう。


いいなあ。お姉ちゃんばっかり。お母さんと話して。


ある日。


学校から帰ってきたら。当時買ってきたウサギ小屋を覗くのが私の日課でした。


でも、私は学校から帰ってきたら長いごとが常にあるので。


本当に覗くだけで。


それがたったほんの3分しか時間が取れなかったとしても。私にとっては、安らぎの時間でした。


生まれたばかりのウサギの赤ちゃんが。冷たくなっていました。


すっ・・・と血の気が引いて。その現実を受け入れようとしている私の横で。


母と姉の笑い声が聞こえてきました。


「あはは・・・・。」


私はなんで、姉と母が笑っているか分かりませんでした。


「あはは・・・・。いや、なんか・・・どんな反応するのかなって・・・はははは。」



すっ・・・とした感覚が、再びきました。この人たちは。


私の事を、どう思っているんだろう。


一緒になって悲しんで欲しかった。


ウサギがしんで、私が、悲しいのが。そんなに楽しい?。


私の中で、母と姉はいつもセットでした。


二人が合体すると、モンスターでした。


まるで。私を色眼鏡で見て。常に観察して。文句を言う。父や祖父母の文句をぶつけてくる、攻撃してくる、嫌な大人たちでしかありませんでした。


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