読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
早速ですが感想を。
軽いタッチで描かれていて、読み難さは無いと思います。
ただ、説明が多過ぎるのと、その説明により物語の進行が阻害されるので、今ひとつ物語が頭に入ってきません。
例えば第1話から外見の説明が長々と続きますが、髪色や瞳の色を都度説明するなど、その情報が物語上必要であれば良いのですが、そうでない場合は不要な文章となり、それら説明の為に話しが進まない、と言うものがあります。
赤毛に茶褐色の瞳が魔族固有のものだとか、鶯色の髪に深緑の瞳は聖女に見られるなどであれば、それはそれで良いとは思いますが。
とは言え、説明ではなく描写の方が望ましいのは言うまでもありません。
描写とは。
「道なき道を歩む少年。赤い髪が時折風に揺れ、茶褐色の瞳が前方を凝視し歩みを止めると~」
などと言った感じで、時間経過と共に描写をしていけば、物語は止まらず常に進行し続けます。
金髪の少女の方も同じで。
「金色の髪を振り乱しながら蔓に絡まる少女がもがいていた」
などと書けばいちいち止まりません。
1話辺りの文字数の割にテンポが悪く感じられるのは、説明の多さゆえの事でしょう。
世界観の説明も、これぞ説明、と言う感じでその時点で物語が止まっています。
神人の説明にしても、リュウキに語らせれば説明ではなくなるはずです。
「神人か。紋章は聖騎士のそれだな。聖域から人界にのこのこ出て来たのは何か理由があるのか?」
のように書けば説明を減らす事が出来ます。
ファンタジーはどうしてもその世界を理解して貰おうとして、説明が多くなりますが、それを可能な限り減らす事で表現力の向上に結び付くので、難しい面はあろうかと思いますが、何度でも試行錯誤を繰り返してみてください。
以上、指摘ばかりになりましたが、今後の奮起に期待致します。
作者からの返信
説明を描写に変えるとそういう効果があるのですね!
自分としても物語のテンポの良さは意識していきたい要素なので、キャラや用語の説明を描写に入れるというのはいいですね。
確かに説明を描写に変えた方が進行が良くなりそうです。
説明と描写の違いについてもわかりやすかったです。特に自分よく知らなかったので助かりました。
しかし説明を描写として入れるとなると難しそうですね……。変に長いとくどく感じてしまいますし。
いろいろ考えてみることにします。ありがとうございました!
無事一件落着という感じで良かったなあと>< 二話続けて読んだ次第で、リュウキは魔族だったんですね。聖女ラナイと一緒にいる辺りに、何か因縁めいたモノを感じる次第。一話前のシーンで「女性と子供しか運ばない」という話が出ていたのですが、何か理由となりそうな事があったっけと考えてみるものの思い出せず>< 魔族である事と何か関係があるのでしょうか。
あと、キサラさんの無口だけど悪人とは思えない佇まいと、リュウキのつっけんどんだけど実は良い子という雰囲気、魔族は実はそんなに悪くないのではという気がして来た次第です。
作者からの返信
はい、実はリュウキも魔族でした。(以前のコメントの時点ではネタバレになるので伏せてました)
魔族の少年と聖女。元々幼馴染同士ではありますが、さてさて!(何
リュウキが「女性と子供しか(抱えて)運ばない」理由は、結論から言うとリルが心の中で思ったことが当たっています。
「他の誰かがそういうことをしているのを見ていた」からですね。
ただ、ラナイの手前リルはその話題をすることができずに、理由はこれかな?くらいの描写になってます。(汗
その誰か(性別男)が女性や子供、後は老人あたりは前に抱えて、大人の男性は別の方法(例:背負ったり、肩を貸したり等)で運んでいたんですね。
昔から何度となく見ているうちにそういうものなんだとリュウキは思ってしまったという感じです。
ちなみにリルを運んだ方法が俗になんて呼ばれているか彼は知りません。運ばれたリルが驚き慌てるあれです(笑
リュウキもラナイ程ではないですがやや世間知らずなところがあったりします。
魔族にもいろいろいますからね。ええ、いろいろ……(何