夜の境、転生世界の刻

私は、

翼のようにしなる夜が、

刻々と色を変えるその時、

つまりね。夜の端っこが好きなの。

そこでは月は眠くて、星も眠い。

僕はまだ眠かない。

だけど、青が刻々と移りゆくその時は

世界が転生する時だ。

どうして僕たちは自分が転生することばかり考えて、

世界の転生を楽しめないのだろうか。

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