第3話 大地!ロックオン!

大地「だ、大丈夫っす。痛みには強いんで。」

?「でも、、、すっごく痛そうに頭抑えてましたよ?」

大地「あー、こんなのツバつけときゃ治るっす。歯磨きもちゃんとしたっす!」

?「歯磨き?ふふっ!面白い人でしゅね。」


大地は痺れていた。ついに来たのだ。大地の長年の悲願、女子との運命的な出会い!しかも悶絶超絶可愛いヒヨコ声のオニャノコ!!!大地の頭の痛みは胸に転移していた。

<つぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!胸が痛い!これが、、、恋!!!>


大地は来る日も来る日もこの日のためにシュミレートしていた。学校、道端、映画館、ゲーセン、、、ありとあらゆる出会いパターンに応じた完璧な会話シュミレーション。大地の会話パターンパート2、道端編が炸裂する。


大地「心配してくれて、ありがとうっす。今日良い天気っすね。」


?「結構曇ってますよ。」


<、、、ヤッテマッタ。>

恋愛経験0の大地の会話など天気を話題にするしかない。道端編なんてこんなもんである。しかし大地は諦めない。諦めないバカなのである。


大地「あー!曇ってますね!確かに確かに!でも暑すぎないっつー感じで、良い天気っす!」


?「ふふっ!私も日焼けは嫌なタイプでしゅし、曇りはしゅきでしゅよ。」


<つぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!きゃわいー!しゃしゅしょ系なんて絶滅危惧種やんやん!>

大地の目標は次のステージへ。

<名前知りたい!>

大地、ヒヨコ声のしゃしゅしょ娘を8Kスコープのど真ん中に、ロックオン!






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